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Lifehacks

知らない人も結構いるはず!身近な生活用品とその隠れた機能6選

日頃なにげなく使っている生活用品って、実はものすごく計算されたデザインだったりします。使い勝手が良いからこそ普及している、とも言えますね。

一見意味がわからないデザインでも、実は機能性を追求して付けられている場合もあります。この記事では、そんな身近な生活用品のあまり知られていない優れた機能をご紹介します。

1. 洗面台の穴

洗面所のシンクには上の方に穴が開いていますよね。「掃除をする時に邪魔になるし、あの穴、一体何のために開いているの?」と思ったことはありませんか?実は、あれは洗面台に水を貯めても、あふれないようにする穴なんです。

水を貯める時に水道の蛇口を閉め忘れても、あの穴から水が排水口に流れ込むので安心です。さらに、穴のおかげで排水溝の空気圧が均等になるので、水の流れが良くなるという働きもあるのです。ちなみに、穴には「オーバーフロー穴」というカッコいいい名前もついています。

Sink

2. ワインボトルの底のくぼみ

ワインやシャンパンの瓶底のくぼみは「パント」または「キック・アップ」と呼ばれます。ボトルにコルクで栓をするときに、大きな圧力がかかります。底が平らだと、この圧力で割れてしまうことがあるのです。また、瓶をテーブルに置いた時の衝撃を緩和して、割れにくくする役割もあると言われています。さらに、くぼみがあることで、ワインの余分な澱が瓶底に沈み、混ざりにくくなるという利点もあるそうです。

Fancy bottoms

3. ビール瓶のネック

炭酸飲料やビールのボトルはネックが細くなっているものがほとんどです。この形にもちゃんと意味があります。ボトルのネックが細長くなっているのは、この部分を手で持てば、手の体温でボトルの中身が温まるのを防ぐことができるから。ビールを美味しく飲みたい!というあくなき欲求から生まれた形状なのですね。

Tsingtao beer

4. マクドナルドのアイススプーンの穴

マクドナルドのアイスクリーム「マックフルーリー」のスプーンは、四角くて真ん中に穴が開いた不思議な形。これはデザイン上の欠陥ではなく、実はよく考えられたものなのです。

このスプーンは、アイスクリームマシンのアタッチメントとして機能します。スプーンの穴にマシンの棒を差し込み、ボタンを押すと、ドリルにつけたネジのようにスプーンが回転し、アイスをグルングルンと混ぜてくれます。アイスが完成したら、そのままお客様に提供できるなんて、確かに便利なアイデアですね。

FAIL mcdonalds southampton DIY Mc Flurry

5. リュックサックの革パッチ

リュックサックに「ブタの鼻」のような四角い革パッチが縫い付けられているのを見たことがありませんか?最近では、単にビンテージ感を演出するために付けられていることが多いのですが、元々はあの穴に紐を通して、登山用のピッケルなどをくくりつけて運んでいたのです。その名も「ピッケルホルダー」ですが、つい「ブタの鼻」と呼んでしまいます。

Vintage Eastpak Backpack

6. リュックサックのバックル

リュックサックやバックパックの多くに、胸の前で締めるバックルが付いています。バックル自体はリュックのずれを防止するために付いていますが、バックルに小さな穴が開いていることがあります。実は、穴のあるバックルは「ホイッスル」になるんです。危険な状況に陥った時は、このホイッスルを吹いて救難信号を出してください。

SAM_0516

慣れ親しんだデザインだけど、実はそんな意味があったのか!と驚いた人も多いのではないでしょうか。

こちらの記事は逆に、全く無意味すぎてシュールなデザインを集めています。併せてご覧ください。

 

プレビュー画像: ©flickr/John C Bullas BSc MSc PhD MCIHT MIAT ©flickr/Nathan Mizrachi