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Lifehacks

【マジか!】嘘みたいで本当な世界の奇妙な決まりごと15選。5番目は思わず飲んでいたお茶を吹き出す

世界には様々な国があり、その国それぞれの文化や習慣があります。それと同様にそれぞれの国で決められて法律や条例はさまざま。

私たち人間は同じ人類ではありますが、住む場所が変わればその国の法律によって「すべきではないこと」が変わってくるのです。

「マジか!」と思わず声に出してしまうちょっと風変わりで面白い世界のルール、ご紹介いたします。

1. フランス:豚に「ナポレオン」という名前をつけてはいけない

子豚

付けると不敬罪で有罪になるそうです。どんなに可愛くてもダメです。

2. フランス: 死人と結婚する事ができる

これは「冥婚」と呼ばれるもので、カップルの一方が亡くなる前に2人が結婚することを予定していたという証明があれば適用されるとのこと。設定された経緯は諸説ありますが、大昔戦争や事故で恋人を亡くした女性のために作られたと言われています。

3. アメリカ・ニューヨーク:地下鉄での居眠り禁止

居眠り

居眠り中の盗難が多く、盗難防止と万が一被害者がニューヨーク市を訴えるなんて事がないようにするためだとか。
ウトウトすることも禁止なんだそう。通勤時の睡眠が大切な日本人にはなんて厳しいルール!

4. アメリカ・ニューヨーク:ファッションセンスの悪い男性は外出禁止

これはどうやら、見た目がよろしくないと街の景観をそこねてしまうことを防ぐ法律のよう。同様の観点から言うと、日本にも街の景観を守るために家の見た目を規制する法律があり、その他世界の観光地では景観を守るために家の屋根や壁の色を政府が指定している街も多くあります。

でも好きな服を好きなように着る表現の自由についてはどう言い訳したらいいのでしょうか。そして誰がファッションチェックするのかも気になります…

5. イギリス:法廷ではカツラ着用が義務

カツラ

イギリスの法廷では、裁判官はモーツアルトみたいな白いカツラを付けるのが義務となっていました。しかし2008年、経費削減などの理由で民事裁判に限って、一部の地方でカツラ制度が廃止に。

ただ、刑事裁判では、現在でもカツラをかぶる慣習は守られているようです。ちなみにイギリスの元植民地の、ケニア、ジンバブエ、ガーナ、マラウイなどの国ではこの習慣が現在もあるそう。何も知らない人が見たら、一瞬ハッとしそうな光景です。

6. イギリス:国会議事堂内で死んだ場合は有罪

王室国家のイギリスでは国会議事堂で亡くなった場合、故人は国葬に処さなければならないので、それを防ぐための法律だとか。うっかり国会議事堂で息を引き取って、国葬なんて騒ぎ、本人もまっぴらごめんでしょうね。

ちなみにこの法律、イギリスのテレビ番組で、視聴者に「ヘンと思う法律」のアンケートを取った結果、これがダントツ1位だったそうです。

7. カナダ:10ドル以上の品物を買う際に硬貨だけでの支払いは禁止

硬貨

小銭が貯まったからと言って、10ドル以上の買い物に小銭だけを出すとお店は拒否する権利があるそうです。

実ななんと日本も同様に硬貨に関する支払いルールがあるのはご存知でしたか?「同じ硬貨は20枚まで強制通用力を有する」(通貨の単位および貨幣の発行等に関する法律第7条)と言う法律。同じ硬貨で20枚以上の支払いは拒否できる権利があると定められた法律です。

カナダ同様お店は拒否する権利を持っているのです。500円玉貯金をしたからと言って喜んでお買い物に言って拒否されたら、なんだかチーンてなりますね。

500円玉貯金

ちなみにこれとは逆パターンで、EUでは法律とまで行きませんが、ユーロ札には5、10、20ユーロのお札の他に、50、100、200、500ユーロ札と大きな単位のお札があります。

euro

しかし実際には100ユーロ札以上のお札を受け取ってくれるお店は一般のお買い物をするような店舗ではほとんどありません。何のために作ったのか、突っ込みを入れるヨーロッパ人が後を立ちません。

8. カナダ:雪男を殺してはならない

ブリティッシュ・コロンビア州で定めれらているこの法律。雪男がいる前提なのが突っ込みたくなるところですが、雪国ならではと言える法律です。

その他カナダ全土では魔法使用の禁止など、ちょっと現実離れしたファンタジーあふれる法律が制定されているようです。

9. イタリア:犬を1日3回散歩させないと罰金500ユーロ

散歩

日本では犬公方とも呼ばれていた江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の「生類憐れみの令」が有名ですが、イタリア・トリノでは現代でもこのような犬を守る法律があるのだとか。

この法律はさかのぼる事少し前、イタリアで毎年15万匹の犬と20万匹の猫が捨てられていたことから2005年に制定されたそうです。日本円で約8万円。生半可な気持ちで犬を飼ったら犬のためより、自分のお財布のために散歩することになりそうです。

10.イタリア: 金魚鉢で金魚を飼ってはいけない

イタリアの小さな町モンツァという町では、「金魚鉢は丸い形をしているから、外の景色が歪んで見える。その歪んだ景色に金魚が苦しめられてしまう」という理由から金魚鉢で金魚を飼うのは禁止なのだそう。

金魚鉢にはフィルターもなく、金魚にとって悪環境であり、ペットを正しく飼いましょうと市民に伝えるための法律なのですなのだそう。

動物愛護の観点から定められたものですが、9の犬の例といい少し極端な気もしますが、動物を大切にすることが伝わってちょっとほっこりしますね。

11. シンガポール:家の中を全裸で歩きまわる行為はポルノ行為で禁止

シンガポールでは公共の場所、私的な場所であっても、公共の場所から見えるところで裸になってはならないと言う法律があり、これに違反すると日本円で10万円以上の罰金になるそうです。

うっかりお風呂上がりにタオルもパンツも忘れて家の中を移動したところを隣人に見られようもんなら大変です。また裸族の方にも生きづらい国ですね。

12. シンガポール:トイレを流し忘れると罰金

公共の場の美化には割と厳しいシンガポール。なんとうっかりトイレを流し忘れると罰金になるそう。しかも、初犯、再犯、常習犯で段階があり金額が変わるという徹底ぶり。ちなみに初犯は9千円ほど。再犯を繰り返すとその額6万円までに膨れ上がります。

シンガポールは複合民族国家であることから、多種多様な人々は生活する国。そのこともあり、小さなことでも事細かに決め事があるようです。

13. 日本:太ももを露出したら最高29日間刑務所入り(軽犯罪法第一条20号)

1948年に制定された法律で現在はほとんど意味をなしていない法律。これが現在も頻繁に取り締まられていたとたら、ほとんどの女子が前科持ちってことになりかねません。

14. 日本:屋台の営業は「原則一代限り」

これは2013年に福岡市で制定された条例。福岡の食文化を支える屋台を守るために制定されました。一見?な条例ですが、権利を金銭で他人に譲渡することを禁じ、これにより屋台で生計を立てている人たちを守るためとされています。(例外として一親等、つまり自分の子供には1回だけその権利を渡すことができ、跡継ぎがいない場合はその代で廃業となります)

15. 日本:月や小惑星で軍事演習の禁止。すべての施設は他国の宇宙飛行士に開放される(宇宙条例4条・12条)

1966年制定のこの法律は、1960~70年代、米ソが中心となって宇宙開発を進めていた時代にこうした宇宙法が作られました。その後、思ったほど宇宙開発が進まなかったこともあり事実上使われていません。

日本では最近香川県で一日におけるゲーム時間が60分以上禁止(休日は90分)の条例が可決され、来月4月1日から施行されます。これは世界保健機関(WHO)が「ゲーム障害」を疾病として認定するなどの背景を受けて香川県が独自に設定したもの。

ここに挙げた法律はどれもちょっとおかしくて、ツッコミたくなるものばかりですが、法律やルールを一つ一つ取ってみると、それぞれ設定された時代背景を写し出す大切な記録の一つとも言えそうです。

現在でも有効と言ってももはや形骸化されてしまった法律たち、その当時の人にしてみたら至極納得できるものだったのかもしれませんね。