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世界のチップ事情:こんな場面でチップは必要?
アジア圏ではチップは必須ではありませんが、欧米ではチップ文化がある国がほとんど。
特にアメリカやカナダではチップは必須。一方、ヨーロッパでは義務ではなく、快いサービスへのお礼と考えられています。
いずれにせよ、チップ文化のある国ではスマートにチップを渡せると快適に過ごせるので、チップについて知っておくことが大切。
基本的には、レストランやカフェなど席でサービスを受けた場合、あるいはタクシーに乗った場合などに、会計時に利用料金に加えて10%前後のチップを支払う、と覚えておきましょう。
でも、その他にもチップを支払うべきシーンがいくつもあります。そこで、この記事では、チップを支払うべき様々な場面についてご紹介していきます。
海外でチップを払うことを忘れがちな職業とサービスの種類
1. ホテルの各種サービス
日本のホテルでは、利用料にはもともと10%のサービス料が含まれているため、チップは不要です。一方、海外の多くのホテルでは、宿泊料金にサービス料は含まれず、受けたサービスに対してゲストがチップを支払います。ですから、あなたのために働いてくれたホテルスタッフに、「部屋の清掃」や「荷物の運搬」などの対価としてそれぞれチップを払うのです。特にアメリカやカナダではこうしたチップは必須なのでお忘れなく!
快適なホテル滞在を望むなら、ベッドの上に数ドル(あるいは数百円相応の現地紙幣や貨幣)のチップを置いておくとよいでしょう。
2. 旅行先でのツアーガイド
海外旅行では、ガイド付きツアーを選ぶ方も多いでしょう。現地のガイドやドライバーを利用するなら、チップを渡すことも念頭に置いておきましょう。
3. スパやマッサージ
スパエリアのスタッフは、特別なリラックスタイムを提供しようと心を尽くしています。規定の料金を支払って、マッサージを受けてリラックスした後、ちょっとしたボーナスを置いていくとスマートです。
4. 引越し業者や家具配送業者
大型家具の配送料は、そのままでも十分高額です。しかし、家具配送業者や引越し業者は重い荷物を一日中運び、その対価としてわずかなお金しかもらえません。ですから、少額のチップでも喜ばれます。
海外に住むことになったら、引越し業者にまずチップを支払ってみてはいかがでしょうか。
5. 洗車場のスタッフ
海外旅行の際、レンタカーを洗車することもあるかもしれません。自動洗車場ではチップは不要と思われがちですが、場合によっては。洗車の後、スタッフが車をピカピカに磨いてくれることがあります。こういうサービスを受けた場合は気持ちよくチップを支払いましょう。
海外の多くの国ではチップの習慣が古くからあります。訪れる国のチップ文化について調べておき、スマートにチップを渡せるようにしておきましょう。
ただ、高額すぎるチップを支払うのもよくありません。相場がよくわからない場合は、通常は利用料金の10%前後、特別なサービスを受けた場合に20%程度のチップを渡せば、間違いはないでしょう。
出典: brigitte
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