ヘルスケア
咳払いが止まらない!7つの意外な理由
咳と咳払いは似ているようで違います。咳は気管支から異物を排出するための症状。気管支や肺の病気が原因です。
一方、咳払いは主に喉の炎症や鼻の症状が原因。つまり、喉粘膜の炎症による痰や、鼻炎などで喉に落ちた鼻水を上気道から排出しようとするのが咳払いです。
咳払いの多くが風邪や乾燥によるものですが、頻繁に起きる場合は別の原因があるかもしれません。この記事では、咳払いの意外な原因をご紹介します。
1. 頸椎の閉塞
まれにですが、喉の炎症の原因として頸椎の閉塞が考えられます。
2. ストレス
心理的な背景(ストレスや恐怖心)により喉頭筋の緊張が起こり、しつこい咳払いが出ることがあります。
3. 逆流性食道炎
逆流性食道炎は、胃の内容物や胃液が食道に逆流する病気。逆流した胃酸が食堂や気管支を刺激するため、胸やけだけでなく、のどをすっきりさせたい衝動や声がれ、咳につながります。
4. アレルギー
頻繁に咳払いが起きる場合、ハウスダストや花粉などによるアレルギーが原因である可能性があります。咳払いは鼻水が鼻の奥からのどに下ってくる後鼻漏によって起こります。
5. 大きな声での会話
ある種の職業(教師など)では、声枯れや頻繁な咳払いがよくみられます。これは、大きな声で話すことが多いため、声帯の粘膜を刺激してしまうからです。
6. 習慣
声がれ(嗄声)と咳払いが悪循環を起こすことがあります。声がかれると、咳払いをしたくなりますが、実は咳払いが逆に喉の粘膜を痛めてしまい、嗄声が悪化するのです。
7. ミント
ミントは一見、喉の痛みに効きそうですが、実はミントオイルは喉の粘膜を刺激する作用があります。喉が痛い時はミントではなく、セージキャンディを舐めることをお勧めします。
咳払いは深刻な病気の症状ではないことがほとんどですが、頻繁に咳払いをしていると喉を痛めてしまうことがあります。気になるときは一度検査を受けてみましょう。
出典: apotheken-umschau, ENT-aerzte-im-netz, t-online
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