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Lifehacks

店員が怒りを爆発させる18人のありえない客

「お客様は神様」…日本には昔からそんな言い方がありますが、それはあくまで店側が接客する際の心構えを言い表したものであって、客の側はそれにつけこんで、横暴な態度を取るべきではありません。

今回は日本に比べるとそれほどサービス精神旺盛とは言えないドイツの接客業の苦難をご紹介します。インターネットの掲示板に接客業に従事する人たちが困った客の横暴ぶりを書き込みました。なかには日本では当たり前とされているサービスに疑問を呈する人もいたりして、ちょっと考えさせられる18人の書き込みをご覧ください。

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1. 「ある顧客に、別のレジを早く開けろとすごく無礼に言われました。婆さんだから午後は忙しいんだって。来店したのは午前中だったけどね」

2. 「バーコードが読み取れない時、『お、それタダなの?』って言われるのもういい加減うんざり」

3. 「デパートの婦人服売り場で働いていると、ある日顧客が値引きしてくれと言ってきた。どうしたのかと聞くと、縫い目のパターンが間違っているという。ほとんど見えないような間違いだったが、一応上司に相談して数ユーロ値引きをすることに。でも顧客は申し出を断り、そんな値引きでは足りないと怒って店を出て行った」

4. 「2週間前に店でホウキを買ったが購入した商品を忘れて帰ってしまったという女性。忘れた商品を取りに戻ってきたと言う。対応した同僚が、忘れ物のホウキは見当たらないというと女性は怒鳴り始めた。落ち着いてまずレシートを出すよう言うと女性はヒートアップ。さらに大声で怒鳴りつけ暴言を吐き続け激昂したまま店を出て行った。同僚は呆然と立ち尽くしていた。ホウキの値段1.99ユーロ(約240円)でこの仕打ち」

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5. 「年配の男性に現像した写真を探すのを手伝って欲しいと言われた。見つけたので手渡すと、『ねずみちゃん、上出来だ!』とお尻を叩かれた」

6. 「客が私の前に立ちはだかって『歯磨き粉!』とだけのたまった。仏頂面の客に、私は『いらっしゃいませ』と言って衛生用品コーナーを指差して、『良い1日を』と行って去った」

7. 「閉店時間5分前に客が入店して、10点ほど取って試着室に駆け込んだ。もう閉店することは明らかなのに、ゆっくり試着して一点も購入せず全部床に投げて立ち去った。レジにいた私と同僚は残業手当もなしに時間外労働してあの客の残骸を始末しなければならなかった」

8. 「『フィジークリーム』はどこにあるかぶっきらぼうに聞いてきた客がいた。フィジークリームなんて聞いたことないので、何用のクリームか聞いたら、『顔に決まってるでしょ!他にどこに使うっていうの』って冷たく言われた。よーく考えてようやく彼女が何を言わんとしているかわかった。『ヴィシークリーム』のことだったんだとわかって、彼女を売り場まで連れて行ったけど、笑いが止まらなかったわ」

9. 「スーパーのレジをやっていて辛いのは、顧客に不当な理由で怒られることです。商品の値札が間違っていたとか、他店より高いとかそんなことをレジで私たちに怒鳴られても私たちにはどうすることもできないのはわかっているはずなのに。誰でも間違いはするし、そんなことを怒鳴ったって何の解決にもならないでしょう」

10. 「非難するような態度で『なぜこの商品をもう置いていないの』と聞いてくる客に、その商品は取り扱ったことはないと真実を伝えると、急に怒り始め次回から別の店で買い物すると言う。そんな客は結構いる」

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11 「次週からの値引き対象品を求めて広告を手にやってきた客がいました。対象商品を探しても見つからないとのこと。値引きは来週からだと説明しても理解できない様子で、これではラチが開かないと上司を出せと言います。しばらくして上司の部屋からこの客は鼻高々で出てきました。トラブルを避けるために上司が仕方なく商品を渡したのです」

12. 「制服着て名札まで付けてるのに、1日に20回くらい『あんたここで働いてる?』って聞かれる。人に話しかけるときに『すみません』とか『こんにちは』とかないのかよ」

13. 「家電量販店で働いている私。私は私の持ち場で働いているのに、全然店員がつかまらないと店の反対側からやってくる客が何人もいる。店の反対側は私の持ち場じゃないから、私の知らない商品を売っているっていうことを全然理解できないようだ。それでも、出来るだけ愛想よくしながら客について店の反対側まで行くと、ちゃんとそこには担当者がいて別の客の接客中だった。待てばいいだけなのに」

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14. 「レジに来たある男性は、支払い終わってから10%のクーポン券を持っていたことに気づき、今からでも使えるかと聞いてきた。使うことはできるが、一度全部精算し直す必要があると伝えると、それでも良いという。5分以上かかって再び再スキャン、支払いのプロセスを行なったが、この男性は後ろに並ぶ他の客のうんざりした表情などお構いなしのようだった。男性はクーポンで得したのはたったの80セント(約96円)だった」

15. 「最近来店したある女性は、ラテマッキアートを注文した。商品を手渡して2分もしないうちに、この女性はカウンターに戻ってきて飲めないと言う。冷たすぎたのかと思ったが、そうではなくラテマッキアートが牛乳を含んでいるからだった。女性は牛乳が大嫌いなのだとか。ラテマッキアートはエスプレッソと牛乳でできていることを説明したが、女性はまずい、気持ち悪い、牛乳大嫌いと繰り返すばかり。代わりのコーヒーを出せと言われ、別途料金をいただく旨を伝えると、女性は激怒して結局何も支払わず出て行った」

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16. 「品切れだと言っているのに信用しない客もいます。どうしても信用しないので、倉庫まで行って探すふりをして戻ることもあります。100%在庫がないってわかっているのに、です」

17. 「大学に行きつつ衣料品店でバイトをしています。商品をディスプレイする平台のズボンを畳んでいたら、平台の真ん中に男性が座ったのです。商品の上に、です。クロークルームにアームチェアがあるので、そこで休んでもらえないかと丁寧にお願いしました。そうしたらイラついた様子で『なんで?』と聞いてくるので、商品の上に座っているからだと答えましたが、そこを動こうとせず暴言を吐き、学校に行って客への態度を勉強してこいと言われました」

18. 「パッケージを破いたり壊したりした商品を棚の奥深くに隠す客にはイライラします。トイレットペーパー陳列棚の奥深くに腐った肉を発見したり、パッケージが破けて床中に散らばったコメを発見したときの絶望感といったら…」

Accidents at the supermarket. Ugh. Taylor.

お客様は神様だといまだに思っている人がいるというのは悲しいことです。もちろん不快な接客をされることもありますが、店員だって同じ人間だということを常に思い起こしたいものです。ところで、店員やウェイターに対する態度にその人の本性が出るとも言われています。デートの相手の態度に次回注目してみてください!