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季節の変わり目の不調に|体が温まる仙骨シャワー

朝晩の寒暖差が激しい季節の変わり目は、体調がいまいち優れないという時が多いのではないでしょうか。寒暖差により、私たちの体は知らず知らずのうちに冷えてしまっていたり、体の体温調節機能がうまく働かず自律神経が乱れてしまい、冷え以外にも体のだるさや食欲不振、また不眠など様々な不調を起こすことがあります。

そんな時は体も温め心身ともにリラックスできる入浴がおすすめですが、忙しく時間がなかったり、夏の暑い時はお湯につかるのが億劫ということもありますよね。

仙骨シャワーで夏の不調解消

そんな時におすすめなのが、仙骨シャワー。仙骨はお尻の割れ目のすぐ上にあり、背骨と繋がっているだけでなく、左右の骨盤をつなぎ、子宮や卵巣を後ろから包み込んでいます。また、内側には下半身の血流や内臓の活性化を担う骨盤内臓神経が通っており、体の中で仙骨はとっても重要な役割を担っています。

ここを温めることで、冷えてしまっているおなかまわりが温められ、体の血流を促し不調改善につなげることができるそうです。

仙骨シャワーの方法

仙骨シャワーのやり方は以下の通り。仙骨を温めるタイミングはシャワー時の最後にするようにします。

1. シャワーヘッドを仙骨から10cmほど離し、通常の温度で15秒ほど当てます。シャワーの強さなどは好みで調整をしてください。

2. 次に、熱めのお湯(41~43℃)で仙骨に15秒ほど当てます。※温度感覚には個人差もあるため、無理は絶対にしないようにしてください。10秒間耐えられるくらいのやや熱めで、気持ちよさを感じる温度までで。

3. 最後に 「熱いけどなんとか耐えられる」と感じられるところまで湯温を上げ、お尻を少し突き出した姿勢で、30~60秒シャワーを当てます。やけど防止のため、湯温は最高でも47℃までに。※温度感覚には個人差もあるため、無理は絶対にしないようにしてください。

仙骨シャワーのメリット

  • 内臓をはじめ体全体が温まる
    仙骨を温めると、そこに血液が集中することで結果的に全身の血流がよくなり、内臓の働きが活発になるだけでなく、体全体が温まります。

  • 自律神経が整う
    仙骨シャワーで体を局部的に温めると、そこに血液が集まり、副交感神経にスイッチが切り替わります。自律神経のバランスが整い、心身ともにリラックスすることができます。
  • 睡眠の質の改善
    毎日同じ時間に仙骨シャワーをすると、体が一定の時間帯にリラックスモードに切り替わるようになります。そのため入眠がスムーズになり、よく眠れるようになります。

  • 簡単で毎日続けやすい
    仙骨シャワーは、毎日の入浴時やシャワーの際に、汗を流すついでに行えるのでとっても手軽。暑い夏のシャワー派な方も簡単にできます。

仙骨シャワーの注意点:

仙骨シャワーの後、湯船に使ったり全身にシャワーをしないようにします。シャワーで血液を集中させて温めたのに、その後に湯船につかったり全身にシャワーを浴びると、集まった熱が分散してしまい、効果が下がってしまいます。また、飲酒後熱があるとき、またはケガしているときなどは仙骨シャワーは避けるようにしてください。血流がよくなると、アルコールが回りすぎる可能性や、熱があるときやぎっくり腰直後は、温めることで痛みが増してしまう可能性があります。

体内の血の巡りが良くなったり、眠りの質があがると自然と気持ちも明るくすっきりしてきます。季節の変わり目は特に自律神経は乱れやすい時なので、仙骨シャワーをぜひ試してみてくださいね。

プレビュー画像:©︎Pinterest/F-HAGI 

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