トリビア
セレブたちがコントロールできなかった驚愕の銅像15体
ショービジネスに身を置く人はみな、見られることも仕事の一部、外見磨きに余念がありません。出演ドラマや映画はもちろん、パパラッチが虎視淡々と狙う「素顔」のショットにも細心の注意を払ってイメージを維持しようとします。でも、見る側の私たちが役者たちをどう解釈するかまではコントロールできません。
銅像として、そして蝋人形として後世に残るのはセレブ本人たちの監視外のとんでもない肖像なのかもしれません。セレブたちが少し気の毒になるありえない銅像15選をご覧ください。
1. ジュリア・ロバーツ
「ジュリア・ロバーツ」と聞いてパッと頭に浮かぶイメージ…『プリティ・ウーマン』?『エリン・ブロコビッチ』?どんなイメージであれ、この蝋人形の顔を思い浮かべる人はまずいないでしょう。誰?
2. ケイト・モス
スーパーモデル、ケイト・モスの長い手足は確かに印象的。ケイトの特徴を最大限に活かしつつ、作者自身の興味関心(ヨガ)を織り込んだらしきアートワークです。
3. ベネディクト16世(元ローマ教皇)
719年ぶりに教皇の座を自らの意思で退位したベネディクト16世。カトリック教会随一の保守派で知られる彼の銅像は、特徴がよく出ています。
4. マリリン・モンロー
髪の毛の色もボリュームもドレスもメイクもマリリンのトレードマークをよくあらわしているのに圧倒的なこの違和感。
5. ジェフ・ゴールドラム
ロンドンのタワーブリッジ前に突如出現したこの男性のセミヌード像。どこかで見た顔…そう『ジュラシック・パーク』のイアン・マルコム博士です。
6. マイケル・ジャクソンその1
「ポップミュージックの王」といえばマイケル。世界中に無数の銅像が存在しますが、似ているかどうかは問題ではありません。キレッキレのダンスが伝わってきます。
7. マイケル・ジャクソンその2
ジェフ・クーンズの手にかかれば、どこか悪趣味なマイケル像もアートの領域に。ハヌマーンを思い出しました。
8. マイケル・ジャクソンその3
でっかいマイケルの顔も体も全然似てないですが、このポーズ、この姿勢、まさしくマイケルです。
9. カート・コバーン
クールなグランジ音楽の父カート・コバーンが…泣き虫おじさんになってしまいました。
10. マラドーナ
サッカー界最高のプレイヤー、マラドーナ。彼に限らず有名サッカー選手の像に見られる傾向が、この全体的な雑な作り。
11. ロナウド
現役サッカー選手の中で随一の天才的プレーと、モデルとみまごう完璧なプロポーションを本人が一番自覚しているロナウド。そんなロナルド像を前に、拝むところは決まっているようです。
12. メッシ
ロナルドと並び世界最高のサッカー選手、ライオネル・メッシの像なのだとか。これがもし現代アートということなら、別に本人に似せる必要もありませんね。
13. 韓国のイエス・キリスト
ボディビルダー風。ムンっ!
Don’t mess with Korean Jesus
14. エルビス
マイケル・ジャクソンと同様、トレードマークともいえるかっこいいポーズをたくさん生み出したエルビス・プレスリー。でもまさかピーナッツになるとは思ってもいなかったでしょう。
15. ビートルズ
こんなに単純化されて巨大になってもビートルズとわかるからすごいですね。
それにしても、なぜ設置に至ることができたのか不思議な強烈な像の数々。アートと銅像の境界について考えさせられます。
プレビュー画像:©︎Pinterest/thestubble.com, ©︎Pinterest/esta-pasando.com