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【今日は節分】鬼の履いているパンツは、なぜか必ずトラ柄。目からウロコの本当の理由!

今年も節分の日がやってきました。今年は124年ぶりと言われる2月2日の節分。1太陽年(365日と約6時間)と1年(365日)のズレの修正であるうるう年との関係で、節分の日がずれると言われています。ところで節分といえば豆まき、豆まきと言えば鬼ですが、鬼が履いているものと言えば?そう、鬼パンツとも呼ばれる、あのトラ柄のパンツです。

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名作『泣いた赤鬼』も、桃太郎に倒される鬼たちも、「うる星やつら」のラムちゃんも、みんな頭に角を生やしてトラ柄のパンツを履いているイメージですよね!

みなさんは、鬼が虎のパンツを履いている理由を知っていますか?

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実はこれ、陰陽術の「鬼門」と深い関係があるんです。鬼を追い払う節分の歴史は、藤原京の時代に中国から伝わってきた「追儺」(ついな、おにやらい)と呼ばれる儀式がそのルーツといわれています。この儀式は陰陽五行に基づいた厄払いの儀式で、宮中の年中行事として行われていました。

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これが徐々に社寺や一般家庭でも行われるようになり、現代まで伝わる節分の豆まきの文化へと発展していったのです。

陰陽五行では鬼が出入りする方角を「鬼門」と呼び、この方角に集まる邪気を祓いました。鬼門の方角は北東で、これは、方角を子(ね)を北にして十二支を時計回りにおいていくと、ちょうど丑寅(うしとら)の方角になります。この丑と寅が、邪の象徴たる鬼のイメージを形成する上で大きな役割を果たしたのです。

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そう、鬼の頭に生えた恐ろしい角は丑を、そしてトラ柄のパンツは寅を表しています。別に鬼が虎狩に行ったから、トラのパンツを履いていた訳ではなかったのです!

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鬼門と関係があったなんて、目からウロコですね!ちなみに桃太郎が鬼退治に連れていった家来たち犬、キジ(酉)、サルは、これらの干支が鬼門の丑寅(うしとら)の対極に位置するためとも言われています。今年は豆まきの際に、家族にこの豆知識を披露しちゃいましょう!

プレビュー画像:©︎Pinterest/hb.afl.rakuten.co.jp, ©️Pinterest/nichibun.ac.jp