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ここまでできる!復元された歴史的な20枚の写真ビフォーアフター
写真は、時間を瞬間冷凍させる芸術であり、ときには過去と現在を結ぶ最後のリンクになることもあります。しかし、写真は時間の経過とともに、傷や汚れ、変色などの影響を受けてしまいます。その問題を解決したのが、最新のデジタルアートテクノロジー、過去の写真を細部まで復元することができる技術です。
この記事では、ウクライナのデジタルアーティストTetyana Dyachenkoがフォトショップを使って復元した写真のビフォーアフターをご紹介します。過去の記憶を取り戻す驚きの最新技術をご覧ください。
1. 青みがかった変色や油っぽいしみはもうありません
2. 画質が大幅にアップし、細部までくっきり!
3. 女性の肌の質感、制服も細部まで復元されています
4. よみがえった家族の記憶
5. ひどい汚れがすっかりきれいに
6. 修復される前はひどく損傷していた歴史的な写真
7. 2人の若い女性のポートレートも見事に復元されました。
8.このドロシー・キャサリン・ドレイパーの写真は、米国で撮影された最初の肖像写真と考えられています。この写真は、1839年にニューヨーク大学のワシントン・スクエア・スタジオで彼女の兄ジョン・W・ドレイパー博士が撮影しました。この写真は、19世紀にフランスのダゲールが発明した湿式の銀板写真を使って撮影された最初の写真のひとつです。
この復元前の写真は、ドレイパーの息子ダニエルが1893年にイリノイ州で写真を展示したときに作成された複製です。オリジナルは1930年代初期に復元を試みた際に損傷を受けて、永久に失われています。
9. 米国第16代大統領エイブラハム・リンカーンの妻、メアリー・トッド・リンカーン (1818〜1882) の肖像写真
10.オリジナルの画質が悪くてもここまで復元できます。
11. カメラが発明されてすぐの写真のひとつです。
12. フランシスコ・タレガ (1852〜1909) は、スペインのロマン主義時代の作曲家でクラシックギター奏者。「クラシックギターの父」と呼ばれ、史上最も偉大なギタリストの一人と考えられています。
13. 映画監督アントワーヌクロードがダゲール式で撮影した写真
14. 傷だらけの黄色っぽい写真が完璧な肖像画に
15. アメリカの写真家ベン・ウィッティックはこの「ビリー・ザ・キッド」を記録した唯一の写真で有名になりました。ビリー・ザ・キッドは、21歳で射殺される前に8人を殺した西部開拓時代の犯罪者です。
16. ここまでボロボロでも復元可能
17. ひび割れも消せます
18. シミだらけでも大丈夫
19. 1860年〜1870年に「ミス・オーディ・モース」と呼ばれるアフリカ系アメリカ人女性の肖像を撮影したもの
20. アメリカの写真のパイオニア、ロバート・コーネリアス (1809〜1893) が1839年に撮影した写真、オリジナルには「初めて撮られた写真」と書かれてます。
最新技術を使っても、ここまでの精度で写真を復元するには長い時間がかかるそうですが、仕上がりは本当にすばらしいですね。ここまでできるようになったんだ!と感慨深いものがあります。もし大切な思い出の一枚が、汚れたり、ボロボロになっているなら、復元をお願いしてみるべきかもしれませんね。
プレビュー画像: ©Instagram/digitartgallery