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驚異的写真|美しくて恐ろしい自然の姿
科学の進歩によって人間は自然の脅威から身を守るすべを身につけ、自然に対する恐怖は薄れていったと言えるでしょう。雷や日食が神の怒りの現れだと思う人もそうはいないはずです。それでも時に自然は、人知を超えた存在を感じさせる姿を見せてくれることがあります。
母なる自然は、壮大で美しい一面と、獰猛で恐ろしい一面を併せ持っていることを改めて教えてくれる、珍しい自然現象14選をご紹介します。
1. メキシコ・カンクンの「セノーテ・アンヘリータ」は、”水の中を川が流れている”と形容される不思議な場所。セノーテとは陥没した洞窟に水が溜まってできた非常に透明度の高い天然の泉のこと。セノーテ・アンヘリータの下方には硫黄成分が霧のように沈んでおり、塩水と淡水の層を隔てているのです。
2. 小さなUFOの着地跡のようにも見える地面の模様は、「妖精の円」と呼ばれています。アフリカ大陸の南部によく見られる現象で、いまだに理由は解明されていません。
3. オーストラリアの「波の岩」は、まるで波が石化したかのような、巨大な花崗岩の岩です。
Wave Rock, Western Australia
4. アメリカのメイン州で2019年1月に確認された巨大な円形の氷の板。直径は91メートルにも及んだそうで、世界的に報道されました。
5. 北極圏では、冬場の木々は「北極の守り神」に姿を変えます。
6. ヨセミテ国立公園の滝に斜めから日光が当たった瞬間。黄金色に輝き始めました。
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7. 超巨大積乱雲「スーパーセル」。非常に激しい嵐をもたらす雲です。
Stacked plates on this #supercell beast July 12th, 2010 near Putnam, OKhttp://t.co/TdBEmHWsaR pic.twitter.com/vglotHVeWW
— Basehunters Chasing (@Basehunters) 5. August 2015
8. まるで水中のガラストンネルのような、アラスカのメンデンホール氷河にある洞窟。
9. 息をのむほど美しいこちらの写真は、フォトショップ加工なし。海が青く光輝くのは、発光生物の植物プランクトンによるものだそうです。
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10. ホシムクドリは、巨大な群で移動することで知られています。一斉に同じ動きをするのは、捕食者たちから身を守る作戦なのだそう。
11. 世界最大の塩湖であるボリビアのウユニ塩湖は、雨水が溜まると巨大な鏡のように天空を映します。
12. 不気味な様相のこの雲は、「アスペリタス」と呼ばれるもので、実に30年ぶりに国際雲図帳に登録された新種の雲です。
Still time to submit your asperitas photo for @WMOnews Cloud Atlas http://t.co/xQAmu23BQ6 #cloudconf (Elaine Patrick) pic.twitter.com/gIhcK3SIg5
— Cloud Appreciation (@CloudAppSoc) 15. September 2015
13. 飛行機雲ではありません。巨大なひも状の雲が数本空にかかるこの現象が見られるのは、世界中でオーストラリアだけ。それも春先のカルペンタリア湾だけで見られる現象で、「モーニング・グローリー・クラウド」と呼ばれています。
Wikimedia/MorningGloryCloudBurketownFromPlane/Mick Petroff/CC BY-SA 3.0
14. まるでSF映画の1シーンのような写真ですが、こちらも写真加工はゼロ。火山雷と呼ばれる現象で、火山が噴火した際に生じる摩擦電気がもたらす雷です。
This is called a ‘dirty thunderstorm’: it’s actually dirty & a thunderstorm, but it’s also really spectacular https://t.co/LwT23pMK9y pic.twitter.com/hy6Er56lyu
— Massimo (@Rainmaker1973) January 19, 2017
今も世界のどこかで、自然は目を見張るような姿を見せているのかもしれませんね。畏怖の念を抱かずにはいられません。