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Lifehacks

シベリアにある”青い湖”にインスタグラマーが殺到。しかし水に入った後、それが間違いだったことに気づいた。

青い海、白い砂浜…といえばモルディブですが、みなさんは2019年夏、Instagram上に突如姿を現したシベリアのモルディブと呼ばれる湖をご存知ですか?

 
 
 
 
 
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A post shared by Eva Hüster (@eva.huester) on

投稿された写真を見ると、本物のモルディブにも引けをとらない、鮮明で透き通るようなターコイズブルーの水をたたえている様子がお分かり頂けるはず。

 
 
 
 
 
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A post shared by A N A S T A S I A (@no_sugar_) on

シベリアの中心的都市ノヴォシビルスク近郊にあるこの湖を大勢のインスタグラマーたちが訪れるようになり、Instagram上に投稿される湖の写真は日を追うごとに増えています。

しかし、インスタ映えするこの湖の写真を撮影しようと訪れる人の多くは、ここが実は有毒物質の廃棄場だという事実を知りません。

 
 
 
 
 
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A post shared by МАЧ (@rwy16l) on

そう、この「湖」はシベリアの雄大な自然が生んだ奇跡などではなく、近くにある火力発電所で発生した灰と鉱さいを処分するために人工的に作られた廃棄場。そこに発電所を運営する電力会社が工業用水などを廃棄したため、この鮮やかな色が生まれたのです。

 
 
 
 
 
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A post shared by iAgua (@iagua_es) on

廃棄場を管理するシベリア電力(Siberian Generating Company)は、ロシアで人気のSNS、VKontakteで「湖の水は強アルカリ性です。これは水にカルシウム塩と金属製酸化物が溶けこんでいるためです」とくれぐれも湖に入らないよう注意を呼びかけています。

 
 
 
 
 
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A post shared by Andersen Kizzie (@andersen_kizzie) on

実際、湖を訪れたインスタグラマーが水に入った「翌日から足が2日ほど赤くなり、痒かった。水は酸味があった」と語っているように、この湖が汚染されていることは間違いないようです。

 
 
 
 
 
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A post shared by Q-Online (@qonlineuk) on

たしかにインスタ映えしますが、有毒でアレルギー反応を起こす危険性もあるとのことなので、この湖を観光で訪れるのはやめたほうが良いかもしれません。その代わりに、北海道・美瑛町にある「白金の青い池」を訪れてみてはいかがでしょう。