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しいたけの加熱は十分に|しいたけ皮膚炎に注意
秋になり旬を迎える食材のひとつ、しいたけ。栄養も豊富で風味もあるしいたけですが、実は気をつけたい事があります。
#キラキラマーケット、これもお気に入り。ある時は毎回買う「八色生しいたけ」。
有名な新潟県南魚沼市の #八色しいたけ なんだけど、たぶん小さすぎて規格外なんだろうな。こんなに入って100円!そして毎回めちゃくちゃ美味しいの!!絶対お買い得!! pic.twitter.com/X7Zr9fuYWQ
— ソミヤミホ/販促物の企画編集者・ライター (@somiyan1980) January 19, 2020
それは、しいたけ皮膚炎と言う症状。この症状はしいたけを食べた後、数時間〜5日以内に発症する事が多い皮膚炎で、胸、腹、背中を中心に激しいかゆみをともなう発疹が生じます。発疹は赤く線状で、それはムチで叩かれたり、爪などで引っ掻かれたりした痕のような状態になるそうです。
※以下の画像には一部衝撃的なものが含まれます。ご注意してご覧ください。
【しいたけを食べて体が真っ赤に!】
・『しいたけ皮膚炎』という病気がある
・生椎茸を食べた2時間-5日後頃に、激しい痒みを伴う線状の赤みが多発
・症状が消えるまでに11日程度かかる
・他に身近な食材による皮膚病としては、クロレラによる日光過敏症も有名椎茸は必ず火を通して食べましょう☺ https://t.co/PwvcBccuq3
— やさしい皮膚科医 (@S96405539) January 19, 2021
この激しい痒みの原因となるのは、ほとんどの場合がしいたけを生食をしたか、または不十分な加熱と言われています。しいたけに含まれる特定の成分(レンチナン、チロシン、チロシナーゼなど)が、原因物質として挙げられていますが、詳しい原因はまだはっきりとはわかっていないそうです。また、症状を訴えた多くの人がしいたけを食べた際ににアルコールも飲んでいるので同時に飲むアルコールの影響もあるのでは、とも考えられています。
この皮膚炎はアレルギー反応ではなく、誰にでもなりうる可能性があるとのこと。また、一度症状が出ると消えるまで2週間程度とのことですが、ひどい時は発熱・下痢といった症状も伴うそうです。
基本的には約2週間で収まるのですが、見た目がかなり悪いだけでなく痒みも強いので、『しいたけ皮膚炎』を発症するリスクを下げるに越したことは有りません。また、酷いと発熱や下痢、結膜炎等を伴うことも有ります。たとえ美味しい椎茸でも、生では食べないほうが良いでしょうね。
— やさしい皮膚科医 (@S96405539) January 19, 2021
この季節は鍋に入れて十分加熱をするから大丈夫と思うかもしれませんが、生しいたけを料理する際は十分注意が必要になりそうです。また、稀に起こるケースとして乾燥しいたけの戻し汁の加熱不十分もその原因になりうるとのことで、こちらにも十分注意をしてください。
https://t.co/KnJ92FOk0Q
>この特有な皮疹を見ると、皮膚科医は患者さんが前日シイタケを生で食べたことを言い当てます。干しシイタケの戻し汁を飲んでも、同じことが起こります。たけうち皮フクリニック様HPより引用。実際そのような患者さんが来られるのでしょうね。一応ソースとして提示します。
— 戦車 (@MoterSensha) January 19, 2021
きのこ類で生食が可能なのは新鮮でかさが開いていないマッシュルームのみです。しいたけに加え、しめじ、えのき、エリンギと言った日常の食卓に登場するお馴染みのきのこ類は全て十分に加熱をしてから食べるようにしてください。しいたけのような皮膚炎だけでなく、重篤な食中毒を引き起こしてしまう可能性があります。きのこの生食による食中毒について詳しくはこちらをご参照ください。
低カロリー、食物繊維が豊富といった他に、悪玉コレステロールを下げ、血流を改善する作用や骨や歯を元気にしてくれるビタミンDなどを含むと言われ、健康的な食生活に欠かせないしいたけですが、生しいたけを焼いて食べる、鍋に入れて食べる際は、半生の状態で食べないよう気をつけてください。
※なお、発疹が生じた場合は、自己判断せず早めに皮膚科を受診し治療を受けるようにしてください。
プレビュー画像:©︎Twitter/somiyan1980