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Lifehacks

ダサいと言われた新一万円札のデザインの裏に隠された意図に驚く

世間から大きな関心を集めたオリンピック・パラリンピックが閉幕し、静寂が戻りつつある日本。しかしその裏でひっそりと、話題を呼んでいた出来事がありました。それは…

そう、新しいデザインの一万円札の発表です!

今回お札にフィーチャーされているのは、大河ドラマでも大きな話題を呼んでいる、日本資本主義の父こと渋沢栄一

紙幣のデザインが変わるのは2004年以来のこと。

それだけに、多くの人が期待してこのデザインの発表を待っていたのではないでしょうか。

しかし…発表された際の人々の反応は、決して芳しいものではありませんでした。

「オモチャっぽい」「ダサい」…

多くの人が、新一万円札がなんとなくデザイン的に洗練されていないような印象を受けたようです。

「日本のデザインの力が落ちたのか…」中にはそんな風に、日本の国力の衰退を嘆くような声も見受けられました。しかし少し待ってください。本当にそうなのでしょうか?

しかし、あるツイートをきっかけに、少しずつその流れは変わっていきます。

実際にそのツイートをご覧ください。

そう、この一万円札は、視覚的にハンディのある方や、視力が非常に悪い人でも文字が読みやすいと評判なのです。

実はこの紙幣、大学発のベンチャー企業がデザインに関わっており、どんな方であっても文字が読みやすいように、隅々まで工夫されているのです。

また、アメリカのドル紙幣などのデザインも参考にし、あえて10000と、1000の「1」の形状を変えることで、見分けがつきやすいように工夫していることなども見て取れます。

この視点を理解し、インターネット上の人々も、デザインに納得がいったご様子。

いかがでしたか?

デザインが好きかどうかは個人の感性の問題で、嫌いであれば嫌いと言っても良いものです。しかし、深く考えずに批判をしてしまう前に、一歩立ち止まって、どんな意図があったのだろうかと考えてみると、そこに全く違う視点があることに気づけるかもしれません。

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プレビュー画像:  / © Twitter/asahicom