その他の豆知識
見守るという思い遣り|コンビニで見かけたある優しい光景
喉が渇いた時に飲み物を買いに入ったり、ちょっとしたものを買うときに便利なコンビニ。スーパーやドラッグストアほど店内は広くないため、ちょっとした買い物時にもとても便利です。
でも、レジを待って並んでいる時に次の用事や電車の時間など、急いでいる時はつい「早くしてほしい」との気持ちから、やきもきしてしまったり、時にイライラを募らせてしまうこと、ありますよね。
Twitterユーザーの小山 けんいち(ケニー??)さん(@kenny_gby)は、コンビニで見かけたある光景をTwitterでシェアしました。
それがこちらです。
コンビニでレジ並んでたら、レジには障害のある方とヘルパーさんっぽい人が買い物してて、小さい財布から一つ一つ小銭を出して大変そうな様子。そしたら後ろからややコワモテ風のおっちゃんが声かけて、「遅い!」とか言うのかなと思ってヒヤヒヤしてたら→
— 小山 けんいち(ケニー??) (@kenny_gby) September 24, 2021
→おっちゃんは「もう一個トレイ出して」と言って、「小銭さ、出しにくいんだよ。広げて分けたら出しやすいでしょ」とヘルパーさんにアドバイス(?)してて、なんと言うか、こんな風にちゃんと見守れる人や場所ってすごいなと。店員さんも嫌な顔一つしてなかったし。
俺の地元最高だな!— 小山 けんいち(ケニー??) (@kenny_gby) September 24, 2021
それは、小山さんがコンビニで会計の順番待ちをしていた時のこと。ヘルパーさんと買い物に来ていた障害のある方が、小さな財布から品物代を支払うために小銭を1枚1枚出していたそうです。
「大変そうだな…」小山さんがそう思いながらその様子を見守っていたその時、後ろから男性の声がしたのです。ツイートにもあるように、ちょっと強面に見えるその男性はもしかしたら、レジに向って「遅い!」と言い出すのでは…と小山さんはヒヤヒヤしたそう。しかし、男性の口から出たのは予想だにしない言葉だったのです。
「もう一個トレイ出して」
男性は、レジの会計で使うお金を入れるカルトンをもう一つ準備してとお願いをしたのです。さらに次の一言で男性の意図が詳細に明らかになります。
「小銭さ、出しにくいんだよ。広げて分けたら出しやすいでしょ」
それは大変そうに小銭をひとつ一つ出していた障害者の方が必要な小銭を見つけやすいようするためでした。この一連の出来事に小山さんは深く感動し、その男性の思い遣りや店員さん達の対応に「俺の地元最高だな!」とツイートを締めくくっています。
この優しさが詰まったエピソードに多くの人が感動、たくさんの反響が寄せられています。
サイコー?
あったかくて、世の中捨てたもんじゃないって思いました?— えり♪ (@BNZBKoUXjdekfOQ) September 24, 2021
この方、ナチュラルでその視点を持たれてるのが、凄いです。
その場に自分がいても、その発想は出ないなぁ。— makoto@低空飛行 (@makoto17876664) September 24, 2021
これを皆んなが優しく受け止めてあげれる世の中になりたいですよね!
自分にだって出来ない事は他のシーンであり得るわけだし。
手伝ってあげるのも親切だけど手助けしない優しさ(^^)— し.ろ.す.け。 (@shirotan666) September 25, 2021
当方ヘルパーです!
新しい感動と気づきを教えてくれてありがとうございます— まゆら@?? ?? ?? (@mayuraalice) September 24, 2021
そもすると、ヘルパーさんが財布を預かっていておかねを精算するってことありますのに、自分が出来る事を奪わない姿勢が素晴らしいです。そしてお客さんも素晴らしい✨
— ✨sowaka??✨ (@Sowaka_Life) September 24, 2021
さらに、同じうように周囲の優しさに助けてもらったとの体験談も。
エエ話だ〜!!以前、我が子が電車内で癇癪起こしてコワモテのお兄さんが席を譲ってくれて…とても嬉しかったです☺️声かけられた瞬間は怒られるかと思ったけれど(笑)
— ケシ (@sickpoo) September 24, 2021
私の息子も障がい者ですが 地元のスーパーの店員さんや常連さんが「○○くん(通所している地元の施設の名前で)買い物?」と声をかけてくれます 親は外で気を張ってたりもしますのでこんなささやかな温かい気持ちがありがたいですよね??
— てむはお兄ちゃん (@forever__5hinee) September 25, 2021
小山さんは福祉関連の会社を経営し、ブログにて福祉関連の情報も発信されています。今回のように、障害のある方がガイドヘルパーのサポートを受け買い物をするのは移動支援と呼ばれる福祉サービスの一つ。移動支援とは、障害のある方の社会生活を支えるため、一人での移動が困難な場合、外出の際にガイドヘルパーの方が見守りや道案内を行うことをいいます。
ガイドヘルパーは移動をサポートすることで、障害者の方が「やりたい」と思ったことを実現する手助けをしており、今回のコンビニでの買い物も「やりたい」を実現する一つだったはず。しかし、他の利用者もいることから時にその願いを叶えることが難しいことも….。
ホント、こんな場面はいつものこと…会計時は悩みつつ、タイミング計りつつ…本人さんの思いもありながら、社会の雰囲気的なものも感じるところです?
— 小山 けんいち(ケニー??) (@kenny_gby) September 25, 2021
そのため、今回のように周囲の人々の見守る姿勢や男性からのアドバイスは、当事者である障害者の方やガイドヘルパーの方にとっても、非常に大きなサポートとなるのです。
横からすみません
・当事者は自分でやりたい
・ヘルパーさんも本人のSOSまで待ちたい
・コンビニのレジなのでスピードが欲しいだいぶ焦るシチュエーションだと思うんですが、後ろの方スピードがだせてかつ自分でやる方法を瞬時に思いつくあたり、素晴らしいですね。
勉強させて貰いました?
— はんこ?fieldcast (@one_and_0nly) September 25, 2021
他を思い遣る優しい気持ちが生んだ心温まるエピソードに多くの人が優しい気持ちになりました。これからもこんな優しさのある社会を作っていきたいですね。
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