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ヘルスケア

【熱中症対策】体のミネラルバランスを整える塩バナナ

梅雨の雨が降り続くこの季節、雨が止んで太陽が顔を出す「梅雨の晴れ間」は特に気温、湿度ともに上昇し猛暑日になると言われています。そんな中、気をつけたいのが熱中症です。

熱中症対策と言えば水分補給が大切ですが、体は汗とともに水分と塩分などのミネラルを失うことから、ミネラルの補給も欠かせません。そのため、体内のミネラルバランスを整える経口補水液やスポーツドリンクがありますが、身近な食べ物でも熱中症対策をすることができます。

熱中症対策におすすめな「塩バナナ」

水分補給とともに、熱中症対策におすすめなのが塩バナナです。朝食やおやつとして手軽に食べるバナナは栄養満点。普段からよく食べることが多いですが、塩と組み合わせることで、熱中症予防に役立つと言われています。

熱中症対策で気をつけたい体内のミネラルバランス

熱中症対策には、十分な水分補給が必要と言われていますが、水分だけでなく塩分補給もポイントだと言われています。私たちの体は、暑い夏に体温を下げるために汗をかきますが、水分と共に体内の塩分やミネラルも一緒に失っています。

この時、水分だけ補給をしてしまうと体内の塩分濃度が薄まってしまい、体に水分を保持することができず、大量の尿になって体外に排出されてしまいます。そうなると、脱水症状をはじめ、体に熱がこもってしまい熱中症のさまざまな症状が現れてしまうのです。そのため、熱中症対対策には、水分補給だけでなく塩分の補給も欠かさずにすることが必要と言われています。

また、汗かくことで水分とともに失われるミネラルのうち、塩分とともに体の水分保持をしてくれているのがカリウムです。さらにカリウムは予防だけでなく、熱中症になった時の回復力を高めてくれるとも言われています。

バナナには、カリウム、マグネシウムといった体の機能を正常に維持するために欠かせない栄養素をたっぷりと含んでおり、特にカリウムについてはリンゴの3倍、ミカンの2.4倍も多く含んでいます。

また、バナナは炭水化物が豊富で、吸収も早いため、すぐにエネルギーに変換されることから、暑さで疲れた体のエネルギー補給に役立ちます。さらに、疲労回復に効果のあるビタミンB1も含んでいます。

このように、塩バナナは汗で失った体内のミネラル補給に最適の食べ物。水分補給と併せて塩バナナを食べることで、熱中症対策になるのです。この方法は、炎天下のもとで作業をする工事現場などでも取り入れられているそうです。

塩バナナの食べ方

バナナに塩を振りかけるだけのシンプルな塩バナナですが、食べる量は1日に1本が目安です。

食べる時間はいつでもOKです。そのまま塩をかけた状態でも、ヨーグルトのトッピングなどでもOKです。また、塩とバナナを使って作るフローズンアイスなら、おやつとしても食べれるので、小さな子供にもおすすめです。塩バナナで使う塩は、ミネラル成分が高いものを使うとより効果が期待できます。(塩バナナを食べる時には、水も一緒に取るようにしてください。)

塩バナナは体内のミネラルバランスを整えることから、こむら返りの予防にもつながるのだそうです。もし就寝中にこむら返りをよく起こすという場合は、夜に塩バナナを食べることで予防対策をすることができます。

塩とバナナでできる簡単熱中症対策。朝ごはんやおやつに取り入れて暑い季節を乗り切っていきたいですね。

熱中症対策にはこちらの記事もご覧ください。

プレビュー画像:©︎Twitter/nekomaru5756
出典:特選街Web, おうちごはん