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Lifehacks

白い洗濯物が漂白剤でピンク色になる原因と対策

何度洗っても取れない汚れや、汗による黄ばみ、また雑菌集などがついた洗濯物に便利なのが漂白剤。特に白いタオルやシャツの襟元や袖口の黄ばみなど、なかなか落ちない汚れがついてしまった白物の洗濯時に活躍してくれるのが塩素系漂白剤です。

夏場は特に日中たくさん汗をかくため、白いティシャツやシャツの襟元についた汗染みを取るのに便利です。また漂白剤には除菌効果があるため、布マスクを洗う際にも有効です。

でも、白いシャツやマスクに漂白剤を使った時、なぜかピンク色〜赤色に部分的に染まってしまったということありませんか?

実はこれ、あるものが原因だったのです。それは、なんと日焼け止め

夏の季節、外出時に日焼け止めを塗った肌に着用したTシャツやの首もと、また日焼け止めを塗った腕が触れたであろうバッグが塩素系漂白剤を使用するとピンクに。

これは日焼け止めに含まれている成分の一部が塩素系漂白剤と反応して、その部分がピンク色に変色してしまったため。ただし、生地自体が変色したわけではないため、この色は落とすことができるそう。

Twitter@nami7212

では、このピンク色部分、どうやったら白く再び元通りになるのでしょうか。Kaoホームページによると、ピンク色の原因である衣類に残った日焼け止めは、洗浄力の高い濃縮タイプの液体洗剤を使い落とすことが可能とのこと。

ピンク色になった箇所に、洗剤原液をたっぷりと塗り、5~15分置き、丁寧にもみ洗いすればOKです。もし、塩素系漂白剤で漂白した直後の場合は、まず水で充分にすすぎ軽く水分をしぼってからこの処置をするようにしてください。一度で落ちない場合は、再度同様にして繰り返します。

また予防には日焼け止めがついたであろう箇所はしっかり部分洗いをすること、除菌をする目的であれば、酸素系漂白剤を使用すれば、このような反応は起こらないとのこと。

そして日焼け止めパッケージの裏面の注意書きにも「塩素系漂白剤の使用は避ける」という趣旨の記載があるのそうなので、手持ちの日焼け止めの裏面を確認してみると良さそうです。

ガンコなシミ汚れを落としてくれるパワフルな頼れる塩素系漂白剤ですが、日焼け止めとは相性が悪いとは意外です。白物や白地のマスクの漂白時はくれぐれも気をつけたいですね。

プレビュー画像:©︎Facebook/Mayumi Kimura