眠れない夜に無理に寝ようとすることが、あなたの脳を蝕んでいるかもしれない。

季節を問わず、日本人に多いのは睡眠の悩みでしょう。ストレスの多い社会、日本人の実に4人に1人が、何らかの睡眠障害を抱えていると言われています。

その中でも特に多いのが、「寝つきが悪い」という問題。全然寝付けないまま、気づけば時計は午前3時を指している、なんて苦い経験をしている人もいるかもしれません。

「目を閉じて、体を横にしているだけで、疲れは取れるから…」

そう自分に言い聞かせて、無理やりベッドに体を埋めていませんか?しかしその行為には注意が必要です。

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自衛隊員・幹部職員向けのメンタルヘルス研修、部隊内相談員へのカウンセリング講習などを多数手がける産業カウンセラーの大野萌子さんは、そんな風に無理にでも寝ようとする人たちに警鐘を鳴らしています。「何としてでも眠らなければ」という強迫観念を抱くことは、脳に大きな負担をかけてしまうと言うのです。

人は通常、副交感神経が優位になることで、眠りに入っていきます。しかし、無理に寝ようと思うほど、緊張感が高まって交感神経が優位になり、眠りにつく状態からは遠ざかっていってしまうのです。

こんな風にうまく眠りに落ちない時、多くの人は、せめて身体だけでも休めようと、暗くした部屋で横になるでしょう。しかしこれは体にあまり良くありません。人間は夜、暗い中でじっとしていると、嫌なことを考え始める傾向があるからです。悩み、不安、ストレスに感じていることが次々と頭の中に浮かんできて、思考は負のスパイラルにはまってしまいます。

こうした状態を続けると、必要以上に不安になり、心臓がどきどきする、呼吸が浅くなる、冷や汗が出るなどの心身の不調を招くことがあるそうです。最終的にはうつ状態を引き起こしてしまう可能性も否定できないんだとか。

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では、このように眠れない夜にはどのように対処すれば良いのでしょうか。大野さんは、眠れなくて苦しいなら、部屋を明るくして思い切って起きてしまった方が良いとアドバイスしています。一番良くないのは、眠れないことに対し、必要以上に罪悪感にとらわれること。人間は生命維持のために、絶対に眠らざるを得ないのだから、「必ずどこかで眠るので大丈夫」「眠くなったら寝る」くらいの楽な気持ちを持ってほしいと言います。

いかがでしたか?もちろん、眠れないことが苦痛でしょうがない、というような方は医師に相談して薬を処方してもらうことも一つの解決策です。しかしその前に、問題を気楽に捉えてみましょう。「健康を害したらどうしよう」という気持ちが、かえって健康を害してしまっては元も子もないのですから。ぜひシェアしてくださいね!

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