スマホ時代の嘘探知機⁉︎スマホをいじっているその手でわかってしまう。

嘘をついているかどうか、実際見分けられると思いますか?呼吸や心拍数などで判断する嘘発見器、嘘をついている人に典型的な表情や目の動き、行動から判別できるという人もいるかもしれません。

Please, tell me no lies. Is it time for Police Scotland to introduce the lie detector test in criminal investigations?

いずれにせよ、これまでの方法では実際に嘘をついていると思われる人を目の前にして、質問して観察しなければなりません。ところが、面と向かってのコミュニケーションよりもSMSやLINEなどのツールを使ったやりとりが増えている現代では、嘘発見器も表情や行動の観察も役に立ちません。

pixabay/marcino

そこでデンマークのコペンハーゲン大学のコンピュータ科学者たちは、スマホ時代の嘘探知方法を研究。研究グループによれば、人が文字を入力する時の行動で嘘をついているかどうかわかるそうです。「返信を送信するまでにかかる時間、スマホをどれだけ強くタッチするか、スマホのどこに手を置くかがポイントです」研究グループのアスケ・モッテルソンは言います。

人は嘘をつく時、正直に話すよりもよく考えて話すので「えーと」「あー」といった文章の間を埋めるつなぎ言葉が増えて時間がかかります。それと同じことがメッセージの入力にも言えるそうです。

研究では、嘘をついているかどうか測るために、あるアルゴリズムをAndroidストアで入手できる無料ゲームにリンクさせいくつかの実験を行いました。

例えば、実験参加者たちは、スマホ画面に現れた色の名前を正直に言うか嘘をつくよう指示されます。嘘をつくことを選んだ人は、答えるのにより時間がかかりました。別の実験では、実験参加者は仮想通貨を渡され、他の人と半分に分けるよう指示されます。当初渡された金額を嘘をつくことができますが、嘘をついた人ほど支払う金額を提示するのに時間がかかったそうです。

Poker apps on the screen of an iPhone 7

さらに、本当の情報を入力している人ほど、素早く、文字入力に力を込めて画面の真ん中に入力するそうですが、嘘をついている人は答えの入力にいちいち時間がかかり、スマホをあちこち移動させ、文字入力の圧力も低かったそう。

Smart Phones

研究グループは、こうした実験参加者の行動を記録し、Veritapsというアプリを開発。このアプリをインストールしておけば、誰かとSMSやラインメッセージのやりとりとしている際に、相手のメッセージの中から嘘をついている可能性のあるものを教えてくれるのです。

しかし、こうした「怪しい」メッセージは、嘘をついている時だけに送られるとは限りません。もともと入力圧力の低い人もいれば、ただ単に文章を念入りに考えているだけと言うこともあります。研究グループは、このアルゴリズムは嘘探知機ではなく、確認すべき情報を教えてくれるものだと言います。

iOS7 Homescreen blurred (DSC_0719)

パートナーからのテキストメッセージに「要確認」フラッグが立っていたら、人間不信になってしまいそうです。このアルゴリズムは、将来的に、確定申告、保険金請求、カスタマーレビューなどにも使用できるのではないかと期待されています。

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