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そばアレルギーの有無をチェックできる「タトゥースティッカー」、和風でカッコいい!

ユネスコの無形文化遺産に登録され、世界中が注目している和食。その中でも「そば」は日本独特の食べ物で、外国からの観光客にも是非ともすすってもらいたいものの一つです。

食材としての蕎麦は、スラブ系の国々ではカーシャとしてお粥のように食べたり、フランスではガレットに、朝鮮や中国では麺にして食べられますが、世界的に見るとあまり食されていない食材です。

そのため日本を観光で訪れる人の中には蕎麦アレルギーの存在を知らない人も多く、せっかくの旅行が台無しになってしまうという可能性があります。そばアレルギーは、症状がひどいと死に至ることもあるので、注意が必要です。

flickr/Geoff Steans

そこで素晴らしいアイディアを思いついたのが、北海道の「230そば街道推進委員会」です。委員会は、アレルギータトゥーチェッカーを開発中です。簡易的な「プリックテスト」を行うことができるアレルギーの「タトゥーチェッカー」を開発しました。皮膚の表面に見えないほどの小さな傷(プリック)をつけ、その上から、アレルゲンの役割を果すそば湯を塗ったそばアレルギータトゥーチェッカーを貼付けまるというものです。

flickr/Jim Parker

昨年発表されてから、そのデザインも素晴らしいと大きな反響を呼んでいます。そばに関係する題材を浮世絵風にしたデザインで、黒の墨がベースで、アレルギー反応があると紅が浮ぶようになっています。ステッカーは一部赤くなった肌表面が透けて見えるようになっており、プリックの周りの肌表面が赤くなると、それがデザインの一部が赤く浮き上がってきたように見えるのです。

この方は残念ながらアレルギー反応がありました。

しかしそのデザインも素晴らしいと、大きな反響を呼んでいます。浮世絵風に、そばに関係する題材をアレンジしており、黒の墨がベースで、アレルギー反応があると紅が浮かびます。この方は残念ながらアレルギー反応がありました。

Facebook/230そば街道推進委員会

こちらは蕎麦のアレルギー反応がなかった人です。

他にもジャパンなデザインが満載です。フジヤマはやはり定番です。赤富士は美しいけれど、紅が出ると蕎麦は食べられません。

他にもジャパンなデザインが満載です。フジヤマはやはり定番です。赤富士は美しいけれど、紅が出ると蕎麦が食べられません。

Facebook/230そば街道推進委員会

骸骨がそばをすすります。

まさに生死をかけた食の楽しみです。骸骨がそばをすすります。

Facebook/230そば街道推進委員会

タトゥーチェッカーのトライアルイベントが開催された、「生そば紅葉亭」ののれんです。のれんは日本独特のものなので、外国人観光客に喜ばれます。

このタトゥーチェッカーのトライアルのあった、「生そば紅葉亭」ののれんです。のれんは日本独特のものなので、外国人観光客に喜ばれます。

Facebook/230そば街道推進委員会

そばを食べています。

ウソのようですが、そばを食べています。

Facebook/230そば街道推進委員会

そばの滝を登る鯉。

そばの滝を登れば、私たちも龍になれますでしょうか。

Facebook/230そば街道推進委員会

このチェッカーはまだ実験段階です。昨年実験が行われたイベントでは、万が一ショックが起きた場合に備えて、専門医が薬剤や設備とともに待機していました。残念ながら今のところ、製薬会社などの協力がない限り、商品化の予定はないそうです。

このチェッカーはまだ実験段階です。この実験が行われたイベントでも、万が一ショックが起きた場合に備えて、専門医が薬剤や設備とともに待機していました。残念ながら今のところ、製薬会社などの協力がない限り、商品化の予定はないそうです。

Facebook/230そば街道推進委員会

こんなに粋なタトゥーシール、アレルギーがないことを知っていてもつけたくなってします。ジャパンなデザインも外国人観光客にウケること間違い無し!いつか製品化されるのを、楽しみにしています。