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スマホが原因で見られるストレートネック|タオルを丸めた枕で症状を簡単に改善・予防できる
「スマホ首」という言葉は近年誰もが一度は耳にしたことがある言葉かと思います。それはスマートフォンやPCの長時間の使用が原因で首や肩の痛み、またしびれが起こった状態のことを言います。これは正式には「ストレートネック」と呼ばれています。このストレートネックとは、本来首の骨は緩やかにカーブをしているのですが、首を前にした状態が続くことでその骨がまっすぐになってしまった状態のことを指します。
ストレートネックになると、頭の重みが頚椎に直接かかり首筋にある筋肉や神経に大きな負担を与えると言われています。そして頭の重みで神経が圧迫されることにより、首や肩のこり、さらには手や腕の痺れ、そしてめまいや耳鳴り、頭痛、自律神経失調症にもつながるそうです。ひどくなると首のヘルニアになるケースもあるそう。
この現代人を悩ます厄介なストレートネック、壁を背にして気をつけのポーズをとることで簡単にチェックすることができます。壁を背にした時に、後頭部、肩甲骨、お尻、かかとの4ヶ所が自然に壁につけば、首の骨は正常な状態と言えるでしょう。もしそしてそうでない場合はストレートネックの可能性は非常に高いと言われています。
慢性的な肩こりや頭痛の原因になりかねないストレートネック。改善にはスマートフォンの使用時間を減らすのが一番ですが、実はそれ以外にも簡単に改善できる方法があるのです。
それがバスタオルを使ったタオル枕。
この枕を使いストレッチすることで症状の改善、または予防につなげることができると言われています。その方法はとても簡単。
用意するもの:バスタオル、髪止め用の太めのゴム2本
①バスタオルを半分に折り、さらに半分にします。
②折りたたんだバスタオルを端からグルグル巻きます。
③巻いたタオルの両はしをゴムで留めて完成。
※首にフィットする枕の大きさは年齢、性別によって個人差があるので微調整するようにしてください
※いきなり大きすぎる枕を使うと、逆に首を痛めてしまうことがありますので、やや小さめからスタートしてみてください。
ストレッチ方法:
①先に作ったタオル枕を首の裏側に合わせて3〜5分ほど横になります。
②次に両膝を立て、顎を手前に引くようにしてそのまま10秒キープします。このストレッチで弱くなった首の前面の筋肉を動かしていきます。
③②を10回繰り返します。
たったこれだけでストレートネックの症状の改善・予防ができるそうです。※首に持病のある方は必ずお医者さんに相談をしてから行うようにしてください。
ストレートネックは大人だけでなく、スマホが当たり前になった子供世代にもその危険性が指摘されています。また男性よりも関節の柔らかい女性や子供がなりやすいとのこと。
スマートフォンの使用の仕方を考えさせられるストレートネックですが、かといって手放すことは非常に難しくなった今の世の中。首や肩が凝って仕方ない方、また気になる症状のある方はこのタオル枕ストレッチ、ぜひ試してみてください。
