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Lifehacks

水平思考 ラテラルシンキングを試す奇問9選 皆さんは何問正解できた?

突然ですが皆さんに問題です。

【問題① 駄菓子屋に置かれた鏡】

駄菓子屋を訪れた男。棚の隙間に鏡があるのを見つけ店主に尋ねた。

「この鏡は古いものですか?」

店主は答えた。「ああ。かれこれ20年以上は置いてあるよ」

その答えを聞いた男は泣き崩れた。

一体、なぜだろうか。

ん…?

このクイズ、従来のなぞなぞとは少し趣が異なる感じがしませんか?この問題の正解をお話しする前に、まずは水平思考と呼ばれるものの考え方について少しお教えしましょう。

水平思考(ラテラルシンキング)とは、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法のこと。マルタの医師・心理学者のエドワード・デボノが1967年頃に提唱した概念です。

どちらかと言えば深く掘り下げて(垂直)考えていく論理的思考と対をなすかのように、「水平思考」はひたすら自由に、発想を広げて(水平)考えるのが特徴で、それが水平思考と呼ばれている所以でもあります。

日本では、2004年に『ポール・スローンのウミガメのスープ』(ポール・スローン、デス・マクヘール著)と言う本が刊行されたことで知られるようになってきたこの概念。冒頭の駄菓子屋に置かれた鏡の問題は、この発想を象徴する問題なのです。

 

さぁ、この問題の正解にたどり着く前に、あなたの水平思考を試すもう少し簡単な問題から解いていくことにしましょう。型にはまらない考え方で…楽しんで!

 

【問題② 会議中に失禁した男】

男は会社の重要な会議中、我慢できずにパンツに失禁してしまった。

昨日お肉を食べすぎたことが災いしてか…ものすごい匂いが部屋中に充満してしまった。

しかし会議は問題なく終了し、誰もそのことを気にかけている様子もない。どうしてだろうか?


【解答】

オンライン会議だったから。

 

 

【問題③ 悔しい快勝】

サッカー、ワールドカップの予選。女はもちろん、日本代表を応援していた。

日本代表は素晴らしいプレーを見せ、相手チームに快勝した。

しかし女は悔し涙を流した。一体どうしてだろうか。


【解答】

日本代表はその日勝利を収めたものの、裏で行われている試合で、同じ予選グループの他の国も勝利を収めた。勝ち点システムにより、結局日本代表の予選敗退が決まったから。

 

 

【問題④ 荷車を引く親子】

坂道で、親子が一緒に荷車を運んでいる。

荷車の前で荷車を引く人にこう聞いてみた。

「後ろで荷車を押しているのは、あなたの息子さんですか?」「おう、そうだよ!自慢の息子なんだ、力持ちだろ?」

荷車の後ろで荷車を押す人にもこう聞いてみた。

「前で荷車を引いているのは、あなたのお父さんですか?」

しかし返ってきた答えはこうだ。「そんなわけないだろ!」

一体どういうことなのだろうか。


【解答】

前で荷車を引いていたのは、お母さんだった。

 

 

【問題⑤ 豪華客船にて】

豪華客船、クルーズ中に、刺殺された小柄な男の死体が甲板で発見された。

捜査線上にあがってきた容疑者は、以下の3人。全員が一緒のクルーズに乗っていた。

①男の妻。男に多額の保険金をかけていた。

②船長。男に借金があり、首が回らなかった。

③男の愛人。男に暴力を振るわれていた。

しかしこの情報を見た探偵は、一瞬で犯人を言い当てたのだ。

一体、誰…?そしてどうして分かったのだろうか。


【解答】

そもそも遺体は、クルーズ中の船の甲板で発見されている。一体なぜ?殺人犯であれば、遺体を真っ先に遺棄したいはずだ。そして、甲板のすぐ隣は海だったのだから、小柄な男の死体を海に捨てようと思えば簡単だったはず。

遺棄しなかった理由は簡単。犯人は、遺体をすぐに発見してほしかった。「行方不明」となってしまっては、不都合だったのだ。

なぜなら「行方不明」のステータスのままでは、保険金は受け取ることができないのだから。犯人は「①男の妻」である。

 

 

【問題⑥ まったくの同時刻】

ある男女が、まったく同じ時刻に鋭利な刃物で切りつけられた。

どちらも同一の人物、そして同一の刃物が使われていたのだ。

一体どんな手口だったのだろう。

never cut with a knife what you can cut with a spoon


【解答】

医者がメスで切ったのはへその緒…

赤ちゃんが誕生した瞬間だったのだ。

 

 

【問題⑦ ブラジルのタクシー】

ブラジルでは、タクシーの乗客がシートベルトを全然締めてくれないことが社会問題となっていた。

しかしタクシー会社が、あるシステムを導入したところ、どんどん自主的にシートベルトを締めるようになったと言う。

罰金とかそういう類のものではない。

みんながシートベルトを自分から締めようと思い始めたのは、なぜなのか?


【解答】

シートベルトを締めると、車内フリーWifiが使えるようにしたのだ。シートベルトを着用した乗客は、これで心置きなく自分のスマホでYouTube視聴を楽しめる。

これは実話で、システムの導入により、シートベルトの着用率は劇的にアップしたそうです。

 

 

【問題⑧ 抱きしめられるロミオ】

ロミオは今、初対面の男に後ろから抱きしめられて、頬を真っ赤に染めている。

一体どのような状況なのだろう?


【解答】

ロミオは新しい服を買いにブティックへやって来た。しかしコロナ禍の運動不足が祟ってか、かなりお腹が出てしまっていた。

店員は、そんなロミオのウエストを測るため、後ろからメジャーを回すが、思ったよりお腹が出ており、抱きしめるような形に。そんなにもお腹が出てしまった自分を恥ずかしく思い、ロミオは真っ赤になった。

 

 

【問題⑨ 美容院への恨み】

女は近所の美容院に行ってしまったことを、10年間も後悔し続けた。

一体、なぜ?


【解答】

女はパスポートの写真を撮る日、髪がボサボサだと気づき急いで近所の美容院に駆け込んだ。しかしそこですごく変な前髪にされ、10年間有効のパスポートの写真を見るたびに「なんで切ってしまったんだろう」と後悔するのであった。

 

 

いかがでしたか?

ただのくだらないクイズだと思ったかもしれません。けれども、このように表面の情報に惑わされずに本質を見抜いたり、一見すると不可解な状況の背後に何が起こったのかを鋭く見抜けるタイプの人は、出世する可能性が高いとも言えます。なぜなら私たちが生きているのは答えがひとつの世界ではなく、時に垂直型の思考よりも水平型の思考の方がモノを言うケースがあるためです。

さて、十分にウォーミングアップができたところで…駄菓子屋に置かれた鏡の正解を発表いたしましょう。

 

【解答】

男は子供の頃、よくこの駄菓子屋に来ていた。しかし良い客ではなかった。来るたびに店主の死角になるような場所から、こっそりと駄菓子を盗んでいたのだ。

20年ほどの歳月が流れ、大人になった男は、ふと「懐かしいな」と言う気持ちでその駄菓子屋に立ち寄ってみた。

そして気づいてしまったのだ。

幼少のとき、死角だと思ってお菓子をよく盗んでいたそのスポットは、実は陳列棚の隙間の鏡を介して、店主がいる位置からは丸見えだった。

鏡がここにずっと置いてあるものだと確認した男は、盗みを犯していることに気づきながらも、店主が見逃してくれていたのだという事実に気づき、泣き崩れたのだ。

…さて、皆さんは何問正解出来ましたか?

このクイズ、友人たちで出し合っても楽しいでしょうし、皆さんだけのオリジナルクイズを考えても面白そうです。もし良問を考えついたら、ぜひコメント欄で教えてくださいね!

 

 
 

これでも解き足りない皆さんには、こちらの問題をご用意いたしました。

【問題♾ウミガメのスープ】

男はレストランで「ウミガメのスープ」を注文した。

スープを飲んだ男は、それが本物のウミガメのスープであることを確認し、勘定をすませて帰宅したあと、自殺した。

一体、なぜだろうか。

回答が気になる方は…こちらの記事をどうぞ!

 

【問題♾ 銃を突きつけられた男】

男はレストランに入り「水をください」と頼んだ。

すると店員は突如、男に銃を突きつけた。男は「ありがとうございます」と言うと、笑顔でレストランを去って行った。

一体、なぜだろうか。

回答が気になる方は…こちらの記事をどうぞ!

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