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宅配業者の「メロンとスイカを同梱しないで下さい」という注意書き そのあまりの理由に目を丸くする

夏のフルーツの代表格といえばスイカにメロン。甘くて水分たっぷりのこの2つは体にこもった熱を取る作用もあり、むくみ防止や夏バテ防止にも効果があります。

そんな定番のメロンとスイカですが、実はこの2つの相性が良くないとTwitterで話題になっています。それが、あやねこやさん(@neko_buna)が投稿したこのツイート。

「メロンとスイカを同梱しないで下さい。メロンから出るエチレンガスで、スイカが爆発します!」

それは、スイカとメロンを一緒に梱包すると、メロンが出すエチレンガスによってスイカが配送途中に痛んでしまいひび割れてしまうというもの。

エチレンガスとは、野菜や果物などが分泌する植物ホルモンの一種で、自らの熟成を促す作用を持っています。エチレンガスと聞いて、多くの人がすぐにイメージするのが、りんご。

りんご

りんごは果物の中でもエチレンガスを多く発生させるので、追熟させたい果物と一緒にビニール袋に入れておくと、りんごから発生するエチレンガスがそれらの果物にも影響を与え、追熟を進めることができます。まだ青いバナナや、かたいキウイフルーツなど、りんごと一緒に袋に入れるといいという方法をよく耳にします。

りんごの他にもこのエチレンガスの発生量が多いのが、桃、柿、そしてメロン

メロン

夏の季節、スイカは食べ頃で販売されていることが多く、その状態でエチレンガスの発生量の多いメロンと一緒にしてしまうと、熟成が進んでしまいスイカが痛み、ひび割れの原因になってしまうそうです。

このあやねこやさんのツイートには、メロンからエチレンガスが出ることを知らなかったというリプライが多くありました。

また、こんなリプライも。

そこには、同梱をする際の注意点として、「箱にガス抜きの穴を開けておく」「メロンを密封しておく」などの方法も記載されています。

また、このメロンとスイカの相性の悪さから来るスイカの破損は、配達時の箱の中だけでなく冷蔵庫でも起こるそうです。
もし一緒に保存する際は、メロンを大きなジップロックなど密閉できる袋に入れ、スイカをはじめとする他の野菜や果物へ影響しないようにするといいそうです。

夏の定番フルーツの意外すぎる悪い相性。配達用の梱包時以外でも、メロンや桃が冷蔵庫にある時は、他の果物や野菜が痛んでしまわないよう気をつけるようにしたいですね。

プレビュー画像:©︎Facebook/ポケットマルシェ(ポケマル)