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宅配業者の「メロンとスイカを同梱しないで下さい」という注意書き そのあまりの理由に目を丸くする
夏のフルーツの代表格といえばスイカにメロン。甘くて水分たっぷりのこの2つは体にこもった熱を取る作用もあり、むくみ防止や夏バテ防止にも効果があります。
そんな定番のメロンとスイカですが、実はこの2つの相性が良くないとTwitterで話題になっています。それが、あやねこやさん(@neko_buna)が投稿したこのツイート。
クロネコさんに荷物を出しに行ったら、受付に注意書きがあって。
『 メロンとスイカを同梱しないで下さい。メロンから出るエチレンガスで、スイカが爆発します!』
— あやねこや #Minneショップ7/11~26 (@neko_buna) July 19, 2020
「メロンとスイカを同梱しないで下さい。メロンから出るエチレンガスで、スイカが爆発します!」
それは、スイカとメロンを一緒に梱包すると、メロンが出すエチレンガスによってスイカが配送途中に痛んでしまいひび割れてしまうというもの。
エチレンガスとは、野菜や果物などが分泌する植物ホルモンの一種で、自らの熟成を促す作用を持っています。エチレンガスと聞いて、多くの人がすぐにイメージするのが、りんご。
りんごは果物の中でもエチレンガスを多く発生させるので、追熟させたい果物と一緒にビニール袋に入れておくと、りんごから発生するエチレンガスがそれらの果物にも影響を与え、追熟を進めることができます。まだ青いバナナや、かたいキウイフルーツなど、りんごと一緒に袋に入れるといいという方法をよく耳にします。
りんごの他にもこのエチレンガスの発生量が多いのが、桃、柿、そしてメロン。
夏の季節、スイカは食べ頃で販売されていることが多く、その状態でエチレンガスの発生量の多いメロンと一緒にしてしまうと、熟成が進んでしまいスイカが痛み、ひび割れの原因になってしまうそうです。
このあやねこやさんのツイートには、メロンからエチレンガスが出ることを知らなかったというリプライが多くありました。
りんごとキューイは知っていましたが
メロンとスイカ初でした?
勉強になります。— gonpanda iburigakko (@gonpanda) July 19, 2020
素晴らしい豆知識を得た
— 謝罪課長 (@rResR1baWjdRTW2) July 19, 2020
三浦半島からスイカ・メロンを送ってもらって、さあ開封したら、スイカが変に破損しておりました、爆破だったんですね、友人に教えてます。
スイカ、食べたかったぜ!— ニック 大石 (@caneton1718) July 19, 2020
また、こんなリプライも。
現役クロネコからの蛇足
・一緒に入れても良いけどガスが抜けるための穴を開けて(持ち手になる程度で大丈夫)
・そもそもスイカは割れやすいので自分で箱詰めするなら可能な限り固定して(バスタオルとかで緩く包むと最高)
・爆発の規模は「音はしないけど臭いと漏れがヤバい」(上下前後左右に被害確定) https://t.co/tRd89QbzYC— 吾輩は灰翼猫である。いどこわい (@HAIBANEKO) July 19, 2020
更に蛇足すると
・ご理解のある農家さんは箱に空気穴を開けてくれる(数は箱の大きさ等による)
・密封しても普通に熟成が進んでたまに勝手に割れる(ただし被害は最低限で食い止められる)
・何日も不在で受け取って貰えないとたまに勝手に割れる(↑に同じ)
・宅配ロッカーはナマモノ不可←←こ!!れ!!— 吾輩は灰翼猫である。いどこわい (@HAIBANEKO) July 19, 2020
そこには、同梱をする際の注意点として、「箱にガス抜きの穴を開けておく」「メロンを密封しておく」などの方法も記載されています。
また、このメロンとスイカの相性の悪さから来るスイカの破損は、配達時の箱の中だけでなく冷蔵庫でも起こるそうです。
もし一緒に保存する際は、メロンを大きなジップロックなど密閉できる袋に入れ、スイカをはじめとする他の野菜や果物へ影響しないようにするといいそうです。
夏の定番フルーツの意外すぎる悪い相性。配達用の梱包時以外でも、メロンや桃が冷蔵庫にある時は、他の果物や野菜が痛んでしまわないよう気をつけるようにしたいですね。
プレビュー画像:©︎Facebook/ポケットマルシェ(ポケマル)
