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Lifehacks

10円玉で熱を吸収|スマホの温度を下げる方法

この季節、ニュースなどで耳にしない日はない熱中症アラートという言葉。令和4年の今年度から環境省と気象庁によって発表されるようになった熱中症警戒アラートは、危険な暑さが予想される場合に、熱中症への注意喚起、および予防行動を呼びかけることを目的としています。

そんな中、暑くなるのは人間だけではありません。外気温の高さによって、私たちが普段使っているスマートフォンも、いつも以上に熱がこもりやすいと言われています。

スマホ熱中症に注意

毎日何気なく使っているスマホですが、バッテリーに使われているリチウムイオン電池は非常に熱に弱い性質を持っています。そのため熱は最大の敵であり、バッテリーが高温になると、性能が著しく劣化してしまったり、充電時に高温になりやすいという悪循環になってしまいます。最悪の場合は壊れてしまうこともあるそうです。

このように、厳しい暑さが続く季節は、スマホの熱中症にも注意が必要となってきます。

スマホの熱中症には10円玉が効果的

外気温の上昇とともに、高温になってしまうスマホ。対処法としておすすめなのが10円玉を使った方法です。

10円玉は熱伝導率の高い銅でできていることから、スマホに乗せる事で熱を吸収し、スマホ本体の温度を下げるのに役立ってくれます。やり方はとてもシンプルで、スマホの裏面に10円玉を乗せるだけ。

手持ちの10円玉の数が少ないという場合は、特に熱いと感じる部分に重点的に置くようにするのがおすすめです。10円玉が熱くなってきたら、スマホの熱が放熱され10円玉に移動した証拠。さらに続けたい場合は、別の10円玉と交換するようにしてください。

10円玉を使う方法では、スマホを冷やすというよりは、正常にスマホが機能する適切な温度の範囲に戻すというイメージです。例えば、iOS デバイスは環境温度 (周囲の温度) が0~35℃の場所でお使いください、と指定されています。

スマホの急冷はNG

手に取った時、スマホが異様に暑いときや、暑さでスマホが作動しないという時、慌ててスマホの熱を取ろうとしますが、この時保冷剤やクーラーの冷気をガンガン当てるのは、とても危険です。

というのも、急冷することで熱くなったスマホ内部に結露が発生してしまい、スマホの基盤が故障する恐れがあるためです。

今や日常生活に欠かせないツールでもあるスマホ。決して安くはないため、できるなら長く使っていきたいものです。外気温が暑い時は、スマホの充電やアプリの使用などを控え、スマホにかかる負荷を減らすのはもちろんですが、スマホ本体の温度が熱くなりすぎなようお気をつけください。キャッシュレスが進みつつあるご時世ですが、夏時期は外出時に10円玉を数枚携帯しておくと良さそうですね。

銅の熱伝導の良さを利用した方法は、ノートパソコンにも利用できます。こちらの記事もぜひご覧ください。

プレビュー画像:©︎Twitter/02miyu23
出典:zakzak, らしく, ウェザーニュース