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Lifehacks

【33%が危険】スマホをいつも欠かさず持ち歩いていた。しかしレントゲンを撮った時頭蓋骨に写ったものに目を疑った。

現代においてスマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在です。大人たちだけでなく、今や子供たちも当たり前のようにスマホを利用しています。若い頃からテクノロジーに触れさせることは子供の将来に役立つと言われていますが、最近になって、その負の影響も指摘されてきています。

Smartphone

オーストラリア・サンシャインコースト大学のデビッド・シャハル博士の研究チームが発表した研究結果に、誰もが耳を疑うはずです。それは、実に33%の若者の頭蓋骨に、ある変化が起きているというもの。

研究チームは、18歳から30歳までの若者218名を対象に外側頸部のレントゲン写真を分析し、2016年3月22日、学術雑誌「ジャーナル・オブ・アナトミー」でその成果を発表しました。これによると、被験者のうちの41%に外後頭隆起の突出が認められ、10%は20ミリ以上の外後頭隆起が認められたそうです…まるで「ツノ」のような突起が、頭蓋骨に出現していたのです。

Twitter@KOH_KIRA

この外後頭隆起の突出は、女性よりも男性に多く認められ、中には、その大きさが35.7ミリに達するものもあったそうです。なお、ヒトの外後頭隆起は通常5ミリ程度で、10ミリを超えると大きいサイズと見なされます。

さらに博士のチームは18歳から86歳までの1200名を対象にして、前かがみの姿勢の角度と外後頭隆起の突出との関連について分析しました。2018年、科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された研究結果によると、被験者のうち実に33%に外後頭隆起の突出が認められ、前かがみ姿勢の角度が大きいほど、その突出具合も強いということが分かったのです。

Twitter@KOH_KIRA

シャハル博士は、「スマホやタブレットの過度な使用によって異常と言えるような姿勢が続くことが外後頭隆起の突出につながっているのではないか」と推測しており、長時間のスマホの使用が、特に若年層の筋骨の健康を害する可能性があるのではないかと疑っています。博士は、若者たちの姿勢改善を訴えるとともに、スマートフォンの使い過ぎに警鐘を鳴らしています。

いかがでしたか?スマホによって私たちの生活は格段に便利なものになりましたが、もしかしたら私たちは気づかぬ間にその代償を払わされているのかもしれません。ぜひシェアしてくださいね。

プレビュー画像:©︎Twitter/@KOH_KIRA