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Lifehacks

スポンジの除菌|正しい方法

日頃から食器やまな板を清潔にしていても、スポンジに菌がウジャウジャ繁殖していては除菌の意味はあまりありません。スポンジの中で雑菌が増殖しやすいということはみなさん聞いたことがあるでしょうから、ひょっとすると、スポンジそのものも熱心に洗っている、なんて方もいるかもしれません。

しかしこれまでのスポンジ除菌の方法は、間違っているかもしれません。

間違ったやり方だと、スポンジを傷めてしまう上に、ほとんど効果がないなんてことも。今回紹介するのは、やりがちな間違ったスポンジの洗い方6選。1つくらい、間違ってやったことがあるはずです。

①漂白剤につける

便利な漂白剤についつい手を伸ばしがちかもしれませんが、やめておきましょう。漂白剤は高い除菌効果が期待できますが、同時に繊維も傷つけてしまいます。結果としてスポンジの寿命が著しく縮まってしまいます。

特に塩素系漂白剤には注意が必要です。また、酸素系漂白剤も塩素系ほど強くはないものの、スポンジの劣化を早める原因になります。

②食洗機や洗濯機にかける

ズボラさんなら、ついつい洗濯機にそのまま突っ込んで、スポンジを洗おうとするかもしれません。しかしこれも、スポンジの劣化を早めてしまいます。

食洗機で洗うのはもっと危険です。なぜなら、スポンジがヒーターに接触して火事を引き起こす可能性があるためです。絶対に避けましょう。

③熱湯で煮沸消毒する

多くの人がこれ、間違ってやってしまっているかもしれません。

実は多くのスポンジは、耐熱温度は90℃まで。ですから、グラグラと煮立った熱湯の中で煮沸消毒すると、スポンジが変形するなど、劣化して使えなくなってしまう恐れがあります。

④熱湯につけておく

75~90℃の熱湯をかけることは、消毒に効果があると言えるでしょう。しかし、熱湯につけてそのまま放置してしまうと、すぐに細菌が繁殖しやすい温度帯(20~37℃)にまで下がってしまいます。ですから、お湯をかけたらすぐに冷やすことが重要です。

⑤天日干しする

日光は消毒に良さそうですが、実はスポンジの素材は、紫外線に弱いのです。風通しがよく、直射日光の当たらない場所で保管するのが良いんだとか。

⑥洗濯バサミで挟んで干す

洗濯バサミで挟んで干すと、その部分に跡ができてしまいますし、つまんだ部分が乾燥せずに雑菌が繁殖してしまいます。つるして干すのであれば、直射日光の当たらない、風通しのいいところで、専用のループ付きのもので行いましょう。

ついついやってしまいそうな方法ばかりでしたね。では、正しいスポンジのお手入れ法は、どのようなものなのでしょうか。

正しいお手入れ方法

①1分以上熱湯にさらしましょう

耐熱ガラスボウルにスポンジを入れ、やかんで沸かした熱湯(90℃を超えない程度)を全体にゆっくりとかけてください。スポンジ全体を75~90℃以上の湯に1分以上さらすようなイメージで行ってください。

②すぐに水で冷まして水気を切りましょう

前述の通り、そのまま放置してしまうと、すぐに雑菌が繁殖しやすい20~37℃に冷めてしまうので、1分以上経過したら、トングなどでお湯から取り出し、すぐに冷たい水をかけて冷ましてください。そして、よく水気を切って、直射日光の当たらない風通しのよい場所で保管するのが、もっともスポンジを痛めずに除菌できる方法です。

いかがでしたか?

また、劣化したスポンジを使い続けることも雑菌が繁殖する原因になってしまうため、スポンジは3週間を目安に取り替えることも心がけましょう。

正しいスポンジの扱い方を知っていれば、食中毒などのリスクもグッと減らせるはずです。

プレビュー画像:  / © Twitter/chika_cafe