ちえとくをフォローする

Lifehacks

それ間違ってるかも!? 食洗機を使う時に気をつけたい5つのこと

忙しい現代人にとって、ロボット掃除機やドラム式全自動洗濯乾燥機と並ぶ、現代の新三種の神器と呼ばれるようになった食洗機。その普及率は上がり、今では全体で3割ほどの家庭に食洗機があると言われています。一度使ったら手放せないと言われる食洗機。導入にはそれなりにお金がかかる分、長くしっかりキッチンで働いて欲しいものです。

今回はそんな食洗機について、つい思い込んしまいがちな5つの間違いを例に、正しい使い方やメンテナンス方法をご紹介します。

[Day 94] Unload

1. 食洗機は食器だけじゃなくて庫内も自動で綺麗にしてくれる?

食器についた食べ物の残りカスや油分は食洗機の庫内に残っています。食洗機庫内の下には食べ物の残りカスを集めるフィルターが設置されていて、排水ホースが詰まってしまわないようにしています。このフィルターを食洗機を使うごとに取り外して綺麗にする必要があります。

また、扉のゴムパッキンや回転ノズルにもカスが付着しています。定期的にゴムパッキンの掃除をすること、また回転ノズルは大抵の食洗機で簡単に取り外しができるので、外して汚れを洗い流しておきましょう。

最後に、食洗機内は必ず乾燥した状態に。食洗機の庫内のカビの原因になってしまいます。

pint1

2. 油汚れや食品のカスを取り除いておけば食洗機は清潔?

1のように食洗機の細かい部分を綺麗にしておけばOK、そう思いがちですがおすすめは月1回のメンテナンス。クエン酸を使って食洗機を空回しします。

クエン酸大さじ3杯を洗剤投入口に入れ、お手入れコースがあればそのコースで、なければ高温で空回しをしてください。こうすることで庫内を除菌し、ヌルつきやカビの発生を抑えることができます。また、弱酸性であるクエン酸が、カルキの固まりも防いでくれるそうです。

クエン酸を使ったお手入れは、食洗機内部の金属部品に傷などがついていた場合、錆の発生原因ともなるのでお手入れは月1回程度にしておくのが良さそうです。

また、メーカーによってはクエン酸でのお手入れが非推奨の機種もあるため、説明書などで確認してから行うようにしてください。その場合は専用クリーナーを使うことをおすすめします。

Pin1

3. 洗剤をたくさん入れた方が綺麗になる?

食洗機には今や様々なタイプの洗剤が出てきています。特にジェルタイプのものはグラスのくもりの原因「汚れの膜」まではがしとり、食器も庫内もクリアな洗い上がりを実現でき除菌までできるデキる洗剤です。だからといって入れすぎてしまうと、洗剤残りの要因に。少なすぎても洗浄不足になりますが、多すぎるのもよくありません。洗剤は適量を守って使うようにしましょう。

pint1

4. 食器用洗剤を使ってもOK?

ネット上でよく見かけるのが、食洗機に普通の台所用洗剤を入れたという失敗。食洗機専用の洗剤は通常の台所用洗剤と比較して、強力な洗浄成分が入っている、泡が立ちにくいという特徴があります。通常の台所用洗剤を使ってしまうと、泡がとんでもないことになってしまうのです。

Photo 661

5. 食器やキッチン道具、なんでも入れてOK?

食洗機は高温で洗浄とすすぎを行うので、熱に弱い食器類は洗うことができません。変色・くもり・破損などの原因になります。また、食洗機の洗浄剤に含まれる研磨剤でフライパンのテフロン加工が剥がれてしまったり、アルカリ性成分により、金属製の鍋やキッチングッズが変色してしまう可能性があるのです。

高温に弱く、洗剤の成分に合わない食器、キッチングッズは以下の通り。

  • カットグラス、クリスタルガラスなどの高級ガラス食器
  • 高級漆器
  • プラスチック製の食器や容器(耐熱80℃未満のもの)※低温、節電コースなら耐熱60℃の樹脂製食器も洗えます(説明書を必ずご確認ください)
  • 鉄・アルミ・銅製の調理器具、金メッキ・銀メッキ・銀製の食器

また、上記の他に軽くて小さな小物類も注意が必要です。お弁当の小物やプラスチック製スプーンなど、軽くて小さいと、庫内の水圧でかごから飛び出してしまう可能性があるそうです。それらがヒーターに触れると、発煙や故障の原因になります。

pint1

こうして食洗機の正しい使い方を挙げてみると、なんだかちょっと面倒かも…と思いがちですが、正しく使えば、故障を防ぎ食洗機の寿命も伸びます。きっと家事を助けてくれるなくてはならない存在になるはずです。また何より嬉しいのが節水、省エネができるのでお財布にも優しいということ。

Not just hard water --- crunchy!

今回紹介した食洗機にありがちな勘違いの他にも、こちらの記事では食洗機を賢く使うコツを紹介しているので気になる方はぜひ見てみてください。

プレビュー画像:©︎Pinterest/Michelle Edey, ©︎flicker/Jinx McCombs