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キッチン

食洗機の節約術:乾燥コースを使わずに洗浄後すぐにフタを開ける

食洗機は、食器を入れてフタを閉めてボタンを押すだけでお皿やコップをきれいにしてくれる便利家電です。日本での普及率は3〜4割と欧米に比べると低いのですが、何より家事の時短になるので、「買ってよかった」とその便利さを実感している方も多いのではないでしょうか。

そんな洗浄機で気になるのがランニングコスト。「手洗いの方がお金が節約できるのでは?」と購入をためらっている人もいるかもしれません。

でも、実は食洗機で使用する水量は手洗いの約半分。水道代はかえって安くなるのです。

では電気代は?電気代はもちろん必要ですが、食洗機はいくつかの洗浄コースが選べます。軽い汚れなら、節電(エコ)コースやスピーディコースを選べば時短にもなり、消費電力節約にもなります。

そして、もうひとつ、食洗機の電気代を節約するよい方法があります。

それは「乾燥機能を使わずに洗浄後すぐにフタをあけておくこと」

Dishwasher

洗浄コースの直後に食洗機のフタを開けると、蒸気が逃げていくため、まだ熱い食器がすばやく自然に乾くのです。グラスにできる筋も少なくなります。

実は乾燥機能で使用する電気は洗浄時の10倍ほど。乾燥コースを使わないだけでかなり節電になるのです!

食器をさらに早く乾かしたい場合は、洗浄コースの直後にフタを開け、ティータオルが半分内側に入るようにしてフタにかけてから、フタを閉めてみてください。

©MediaPartisans

こうすれば、ティータオルが食洗機の余分な水分を吸収して、食器がさらに早く乾きます。

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ただし、どちらの場合も、洗浄コースの直後にフタを開けることがポイントです。お出かけ前に食洗機を回すときなど、すぐにフタを開けることができないときは、食器が濡れたまま密閉されることになりかえって不衛生。フタを開けられない時は乾燥コースを使用しましょう。

最後に、食器を片付けて空にした後もフタは数時間開けたままにしておくとよいでしょう。これはカビや雑菌の繁殖を抑え、悪臭の発生を防ぐため。毎回使用後に数時間は空気に触れさせて、内部の湿気をとっておきましょう。

出典: oekotest

プレビュー画像: ©Flickr/BrentSchmidt, ©MediaPartisans