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意外と知らない食材の保存方法 冷蔵庫に入れない方がいい食品14選

買い物の後、なんでも冷蔵庫に入れてしまう人がいます。でも冷蔵庫に入れると固まってしまったり、風味が損なわれる食材もあるんです。スーパーマーケットの棚を思い出してください。ケチャップ、油、ナッツなどは冷蔵コーナーには置かれていませんよね。こうした食材は常温保存ができます。


掃除や整理整頓に役立つアイデアの動画はこちらから!(記事の続きはスクロールしてご覧ください)


この記事では、冷蔵庫に入れてはいけない食材や入れなくていい食材、そしてベストな保存方法をご紹介します。

1. オリーブオイル

オリーブオイルは冷蔵庫に入れておくと固まってしまいます。凝固と溶解を繰り返すと、劣化して風味が落ちてしまうので、冷蔵保存はNGです。オリーブオイルは光の当たらないキッチンの戸棚や流しの下などに保管しましょう。

2. パプリカ

パプリカは冷蔵庫に入れると鮮度が落ちて、すぐにシワシワになってしまいます。寒い地域では紙袋に入れて常温保存するのがベスト、夏場や室温が高いときは、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。

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3. バター

実は海外の多くの地域でバターは常温保存されています。バターは他の乳製品と違い、脂肪分が高く水分が少ないため、細菌が繁殖しにくいのです。常温だとバターが塗りやすいだけでなく、冷蔵品よりも風味がいいと言われています。

ただ、室温が18度以上になるとバターが酸化しやすくなるので、温暖な日本で常温保存できる期間はそれほど長くはありません。常温保存できるのは、冬場の暖房の当たらない場所限定と考えましょう。常温・冷蔵のいずれにしても、空気に触れると風味が損なわれるので、ぴったりとラップなどで覆い、バターケースに入れて保存しましょう。

4. ピクルス

ピクルスには天然の保存料である塩分や酢がたっぷり含まれており、開封前なら常温保存が可能です。ただし開封後は冷蔵庫で保存しましょう。

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5. ナッツ

ナッツは冷蔵庫より少し温度が高い場所(10-14℃)で光を避けて保存するのがベスト。ただ日本は高温多湿ですから、夏場は野菜室に保管したほうがいいでしょう。ナッツは湿気やニオイを吸いやすいので、野菜室で匂いや湿気を吸収してしまうことがあります。チャック付きの袋などに入れて湿気、匂いから守りましょう。これはコーヒー豆も同じです。

6. パン

食べきれなかったパンを冷蔵庫で保存している人は今も多くいます。でも冷蔵庫に入れたパンは水分が抜け、パサパサになってしまうので、冷蔵保存はNG。パンは、ジッパータイプの保存袋などに入れて、パンケースや暗めの戸棚に入れて常温保存しましょう。あるいは冷凍保存して、焼きなおすのが一番です

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7. チョコレート

チョコレートは温度の変化を嫌います。温度変化にさらされると「ブルーム」と呼ばれる白い斑点ができることもあります。ブルームは体に害はなく、味にも影響はありませんが、風味は多少悪くなります。加えて、チョコレートは匂いを吸収しやすいので、温度が低い季節であれば常温保存をお勧めします。暑い季節はしっかり密封したうえで、野菜室などに入れましょう。

8. 桃

硬い桃は熟していないことが多く、甘くなるまでに数日かかります。その期間に冷蔵庫に入れると熟成が中断されてしまいます。甘く熟成させるには、茎側を下にして常温で保存します。冷やして食べたい時は、食べる2、3時間前に冷蔵庫に入れましょう。

9. ケチャップやソース

ケチャップやソースには、酢、塩、砂糖が含まれています。これらは優れた保存料なので、開封前ならば冷蔵庫に保存する必要はありません。遮光して戸棚に保管し、数ヶ月は問題なく保管できます。ただし開封後は冷蔵庫に入れたほうがいいでしょう。

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10. きゅうり

きゅうりは寒さが苦手。10度以下になると低温障害が起きてしまいます。夏場以外は1本ずつ新聞紙に包み、牛乳パックなどに立てて常温で保存しましょう。夏場は野菜室に立てて保存しましょう。

11.バジル

バジルは冷蔵保存はNG。しおれないように、コップに水に入れ、茎の部分を水につけ、てビニール袋をかぶせます。同じハーブでも、パセリやコリアンダーなどのハーブは、冷蔵庫で保存します。

12. トロピカルフルーツ

バナナ、マンゴー、パパイヤなどの暖かい環境で育つ果物は、熟す前に冷蔵庫に入れると低温障害を起こしてしまいます。室温で保存しましょう。

13. ニンジン

人参は冷蔵室に入れずに、新聞紙に包んで、夏場は野菜室、それ以外は常温で保存しましょう。熟したトマトやりんごの近くに置くと苦味がでやすいので注意してください。しなびてしまった人参は、容器に水を張り、水につけて冷蔵庫に入れておくこともできます。こうすることで、新鮮でパリッとした状態を保つことができます。

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他にもイモ類、玉ねぎなどは冷蔵庫に入れないようにしましょう。適切な保存方法で食材の寿命を長持ちさせることはフードロス削減にもつながります。

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