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【現代でもタブー?】妊娠・出産について誰も教えてくれないこと

妊娠・出産に関しては、今でもおおっぴらに話題にすることはタブー視されているのではないでしょうか。話していいのは耳障りのいい話題だけ。妊娠や出産の詳細な体験談は、ひんしゅくを買う下品な話題で、人前で話すべきではないという暗黙の了解があるのではないでしょうか。

たとえば、産後も痛みが長く続くこと、多くの女性が産後うつを経験することなどは、赤ちゃんは可愛くて癒される存在という美しい物語の影に隠されがち。でも、若い女性たちにとって、何も教えられずに母親になることは決していいことではありません。経験したことを次の世代に正直に伝えることは、次世代への贈り物になるのです。

インターネット上のプラットフォームRedditでは「妊娠中、あるいは子育てをしている女性の皆さん、妊娠する前に知っておきたかったことはありますか?」という質問に対し、世界中から回答が寄せられています。容赦ないほど正直であけっぴろげな回答は、読み応えあり!です。

1. 痛み:産後も痛いなんて!

「出産が痛いことは知っていたけれど、産後も猛烈な痛みがこれほど続くなんて知りませんでした!第一の出産は赤ちゃん、第二の出産は胎盤、第三の出産は最初のウンチです。産後はとにかく痛みとの闘いでした」

2.  母乳育児:大きなプレッシャーと罪悪感

「母乳育児がどれだけ大変か、誰も教えてくれませんでした。赤ちゃんのためにベストだと言われているけれど、母乳の出が悪いことでどれほど大きなプレッシャーと罪悪感を感じるか…。

さらに、そのストレスが母乳の出に影響して悪循環に陥ってしまいます。そして授乳はとにかく痛い!第一子は私の乳首の一部を噛み切ってしまいました。私にとってこれは出産よりもひどいトラウマ。苦しんでいるママにはミルクでもいいと言ってあげてください」

3. 気分の浮き沈み:過小評価されている危険性

「どんなに赤ちゃんを待ち望んでいたとしても、産後うつが起こる可能性はあります。それは、あなたがコントロールできるものではありません。決して1人で乗り切ろうとしないで!新米ママのパートナーの皆さん、ママに休む時間をあげてください。そして、うつの兆候に細心の注意を払い、気になることがあれば、助けを求めてください!」

4. 子育ての現実:良い日ばかりじゃない

「子育ての一瞬一瞬をすべて楽しむ必要はありません。子どもを好きになれない日があってもいいのです。あなたが何か失敗しているわけではなく、ただ単にとても難しいことなのです」

5. 流産:多くの人が共有する痛み

「流産は実は多くの人が経験していること。でも、そのことを語る人はほとんどいません。どれだけ痛いのか、どれだけ痛みや悲しみが続くのか、そしてどれだけ深い悲しみなのか、誰も教えてくれません」

6. 出産の代償:決して小さいものではない

「赤ちゃんを産むことは、母親の体に深刻な影響をもたらします。『女性はずっとそうしてきた』という決まり文句は、妊娠・出産で体が支払う高い代償を無視した残酷な言葉。多くの女性が産後に慢性的な失禁に悩まされます。お腹だって元に戻ると期待しないほうがいいでしょう。また、私は深い裂傷と骨盤底部の損傷を受け、今も便通を完全にコントロールすることができずに苦しんでいます。私はまだ27歳。すべてに価値があったと言える自信はありません。私の体は破壊されてしまったのだから」

7. 妊娠の現実:眠れない

「妊娠してから、ほとんど眠ることができません。誰もが『今のうちに寝ておきなさい』と言いますが、妊娠すると不眠症になる人も多いのです。私はすでに疲れ切っています」

8. 後産や悪露:産んで終わりじゃない

「産後に胎盤を出す『後産』や『悪露』と呼ばれる分泌物は、最長最悪の生理のようなものです。あなたの体が妊娠の残骸を取り除くのに何週間もかかるんです。テニスボール大の塊が出てくることがあると言われたのが忘れられません。とても嫌な気分になりました」

9. 新鮮な驚き:赤ちゃんのしゃっくり

「赤ちゃんは子宮の中でしゃっくりをします。自分がしゃっくりをするだけでも十分おかしいのに、誰かがお腹の中でしゃっくりしているなんて不思議な感じです」

10.  破水から出産まで:すぐには始まらない

「映画のように破水して30分後に赤ちゃんが生まれるのではありません。私の場合、破水してから29時間後にようやく赤ちゃんが現れました」

11. 周囲の声:迷惑なアドバイスばかり

「妊娠すると、たくさんの人が妊娠中の行動や子供の育て方について、勝手な意見を言ってきますよ」

12. 胎児とのコミュニケーション:ちょっと下がってもらう方法

「赤ちゃんがお腹にいるとき、少し遊んでいました。妊娠末期に赤ちゃんが肋骨に近づきすぎたら、コップ一杯の冷たい水を飲むんです。冷たさがお腹に届くと、赤ちゃんは少しずつ下がっていくのです」

13. 不思議な感覚:赤ちゃんのキック

「赤ちゃんに蹴られると、皮膚の上を何かが素早く這っているような感じがします。内側から」

14. 喜びだけじゃない:失うことへの大きな恐怖も

「妊娠して、その状態を維持するのはとても難しいことです。誰もが簡単なことだと思っていますが、流産経験のある女性は妊娠中も常に不安に苛まれています」

15.  妊娠の現実:何が起こるかわからない

「母が妊娠後期のとき、胎児だった私が母の背骨を圧迫して、母は数時間、腰から下が麻痺してしまったそうです。医師は私が目を覚まして動けば元に戻るから大丈夫と言ったそうですが、妊娠とは本当に恐ろしいものです」

「妊娠・出産について、妊娠前に知っておきたかったこと」いかがでしたか?このテーマに関しては、現在も多くのことがタブー視されていて、おおっぴらに話しあうことはなかなか難しいですよね。でも、こうしてネットを通じてでもいいので、妊娠・出産を経験した女性たちが、自分の経験について率直に語っていくことはとても良いことだと感じます。

プレビュー画像: ©Facebook/O POVO Online

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