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育ちがバレる!:知っておきたいテーブルマナー7つ

テーブルマナーと聞くと、「フランス料理」や、ナイフとフォークの使い方をイメージするかもしれません。日本にも食事の作法がありますが、テーブルマナーは、相手と食事を楽しむための気遣いです。加えてヨーロッパのテーブルマナーは、サービスしてくれるウェイターへのメッセージとして使うこともあります。

海外のミシュランガイドに掲載されているようなちょっと格式の高いレストランでも、気持ちよく食事できるテーブルマナーをご紹介します。

Georgian Room Hotel Henry Perkins Riverhead Long Island NY

1. カトラリー

このナイフやフォークの置き方はほとんどの人が知っていると思いますが、時計の針が4時20分を指すようにさらにカトラリーを置くと、ウェイターへの「食べ終わった」サインです。こう置いてしまうと容赦無く、お皿を持っていかれます。

8時20分、これは「ちょっと休憩」サイン。お皿の上に食事が残っていて、少し休憩したいときにこうしてカトラリーを置きます。こうしておけば、席を外してもウェイターがお皿を持って行ってしまうことはありません。

カトラリーを8時20分を指すように置き、先端をクロスさせる。あまり使う人はいないかもしれませんが、これは「不満足」を表すサインです。「美味しくなかった」ということを暗に示しているのです。

6時35分、食事終了のサインを真逆にしたようなポジションです。これは食事に大変満足しており、ウェイターからシェフに賞賛の言葉を送って欲しい時に使う特別なカトラリーポジションです。

2. 席次

正式なパーティでは、席次は主催者が決定します。男女隣同士に座りますが、夫婦は離れた席次になっています。主催者が着席を促してはじめて着席することができます。

現在では、夫婦同士隣に座るよう配慮された席次もありますが、一般的にパーティでは、新たな知人を作ることに重点が置かれています。

Silvester (3)

3. ナプキン

昔は、料理が来るタイミングでナプキンをとって膝に広げるのが習慣でしたが、現在では、それほど直前でなくても、オーダーしたらナプキンを膝に置いてよいとされています。

ナプキンを首から下げるのは、上手に食べられないことの証とみなされるのでやめましょう。膝に起き、口や指先を拭うのに使います。

中座する場合は、ヨーロッパではナプキンを座席や椅子の背もたれではなく、テーブルの上に置いて中座します。お皿の右でも左でも特に問題ありません。

Serviette

4. レディーファースト?

格式高いレストランなどでは、男性が女性にドアを開け、良い席に座らせ、支払いをするという昔ながらの習慣を期待される場合もあります。しかしヨーロッパでは特に同性同士のカップルも増えていることから、男女のカップルでも性別に関係なく、食事を提案した方が昔でいう「男性」役をするという場合が多いようです。

Candlelight

5. 食事中の会話

黙って食べる食事ほど美味しくないものはありません。格式高いレストランでも、穏やかな声量で喋るのは全く問題ありません。ただ、咀嚼音をさせたり、口にものをいっぱい入れた状態で話すのはタブー。食事はナイフで一口で食べられるサイズに小さく切って食べましょう。

一方、意外と気がつかないのが、相手に質問を投げかけるタイミングです。相手が口に物を入れて噛んでいる間は、こちらの質問に答えられないということをわきまえましょう。

Offsite Dinner

6. 乾杯!

ワイングラスは必ずステムの部分を持ちましょう。カップ部分を持つとワインの温度が上がってしまうからです。また、ワインの飲み始めはパーティや食事会の主催者をよく見ていましょう。乾杯のやり方も主催者にならいます。普段はアイコンタクトをとるのが苦手…という人も、相手の目を見て乾杯することが大切です。

Anstoßen Weinkeller Wein Weißwein3

7. 携帯電話

フォーマルなパーティの席ではもちろん、食事会などでもスマホをテーブルの上に置くのはマナー違反です。会話の相手が目の前にいるのに、スマホの画面ばかり見ていては失礼です。でも、緊急のメッセージを待っている場合は、同席の人たちに一言断った上で、スマホを置くようにします。

So close yet so far

テーブルマナーは今から約500年前にフランスで基礎が確立されましたが、もちろん時代に沿って少しずつ変わっています。幸い、格式の高いレストランでも100年前よりはずっと緩いマナー基準になっています。型にはまることはありませんが、一緒に食べる人、提供してくれる人と心地良い空間を楽しむための気遣いは、今でも大切ではないでしょうか。

プレビュー画像:©︎Media Partisans

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