対物性愛:生物以外の物を愛した7人

異性愛、同性愛、両性愛…性的指向は人それぞれ。対物性愛もそんな性的指向のひとつです。 対物性愛者は人間や動物などの生き物ではなく、物に愛情を抱き、性的に惹かれるのです。

一見不思議で仕方ない性的指向ですが、愛の形が不思議だというのは対物性愛に限ったことではないでしょう。これからご紹介する7人のように、こんなものまで愛する人がいると知れば、人間の未知の領域の深さに気付かせられるはずです。

Loren kiss her red car

1. ラブドール

Davecat氏によれば、夫妻はクラブで出会いお互いの一目ぼれで結婚したそう。現実は、Davecat氏が6000ドルで購入したラブドールを内縁の妻として早19年が経ちました。この間、妻の体は3回交換し、愛人としてもう1体のラブドールが仲間に入りましたが、3人で仲良く暮らしています。

2. ブリトー

サンフランシスコ在住のデイビッド・フランシスコはブリトーと結婚することに決めたそう。「真実の愛を見つけた」ブリトーとの婚約を発表したデイビッド。

でもこれは、どんどん結婚してゆく友人たちを見てヤケになっただけだったとのこと。現在はブリトーではない人間の彼女がいるようです。

 
 
 
 
 
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3. 布団

英国在住のパスカル・セリックが、2019年2月10日に挙式した相手は布団。「今までで一番強く、長く、そして親密な関係を築いた相手は布団です。いつもそばにいて、私を包み込んでくれました」挙式では、パスカルはウェディングドレスに身を包み、キルトでおめかしした布団に包まれました。

 
 
 
 
 
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4. スマートフォン

映画『her/世界でひとつの彼女』は、ホアキン・フェニックス演じる主人公が人工知能型OSと恋に落ちるSFストーリー。でも現実世界でも、朝起きて最初に目にするのも、眠りに落ちる前に最後に目にするのもスマホという人はかなりいます。

「正直に言って、私たちは携帯電話と重層的な感情のつながりを持っているのではないでしょうか」映像作家のアーロン・シェルベナクは言います。アーロンは、2016年にラスベガスでスマホとの結婚式をあげました。

「スマホは私たちを慰め、落ち着きをくれ、眠る前の時間も共にし、自己肯定感をもたらしてくれます。こうした要素は人間同士の恋愛関係のすべてではないでしょうか」とアーロン。

5. ホログラム

2018年11月にバーチャルシンガーの初音ミクと結婚した近藤顕彦さん。Gatebox社が開発した、好きなキャラと一緒に暮らせるという「俺の嫁召喚装置」(29万8000円)を使い二次元キャラと同棲していましたが、実際に式場で挙式を挙げたのです。

当日、白いタキシードに身を包んだ近藤さんと、ウェディングドレスを着た初音ミクのぬいぐるみを友人たち39人が祝福しました。

「2次元のキャラと結婚することを『気持ち悪い』と思われる方もいると思いますが、そうした偏見がなくて多様性が認められる社会になれば」と近藤さん。

6. エッフェル塔

アメリカ人エリカ・エッフェルは、対物性愛の国際ネットワークの設立者で、2007年にパリのエッフェル塔と結婚しています。この結婚は公式には認められていませんが、苗字を”エッフェル”へと変更しました。

彼女はアーチェリーで米国代表選手となったほどの世界屈指の弓の腕前の持ち主。”ランス”と名付けた競技用の弓への愛情があったからこそ、トップ選手になったのだそうです。

 
 
 
 
 
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7. ベルリンの壁

1979年6月17日、スウェーデン人のエイヤ=リータ・エクローフが結婚した相手はベルリンの壁でした。

エイヤ=リータによれば、ベルリンの壁は「今までで一番魅力的な」壁だそう。挙式当日、誓いの言葉を立てるため、彼女は霊媒師を呼び、ベルリンの壁の意思を代弁させたそうです(ベルリンの壁の結婚に対する意思は「イエス」でした)。

1989年、ベルリンの壁が崩壊すると、エイヤ=リータは本人曰く”未亡人”となりました。2015年にスウェーデンでこの世をさったエイヤ=リータですが、対物生愛という言葉を作ったのは彼女です。

pixabay/Photoholiday

ここまでご紹介した対物性愛の結婚は、法的に認められたものではありません。でも物体に対する感情的なつながりと深い愛情を祝福する象徴的な行為として、結婚を宣言しているのです。こんな幸せの形もあるのかもしれませんね。

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