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Lifehacks

目地の黒カビを除去し、タイルを長くきれいに保つための5つの方法

お風呂やキッチン、玄関などを彩るタイル。水洗いでき、耐久性に優れ、見た目の美しさも魅力的です。でも、大変なのが目地の掃除。カビが生えて黒っぽく変色してしまうと、美しいタイルの印象が台無しになるだけでなく、かなり不衛生。しかも、黒カビは根付いてしまうとなかなか落とせず、掃除はストレスフルな作業です。

でも、絶望しなくても大丈夫。

この記事では、目地の黒カビを除去し、タイルを長くきれいに保つための5つの方法をご紹介します。

1. 正しい道具を選ぶ

タイルの目地を掃除するなら、古い歯ブラシが最適です。歯ブラシの毛先は細いため、目地の隙間の頑固な汚れをやさしく、しっかりと落とすことができます。

必要に応じて、電動歯ブラシやグラウトブラシなどを使うこともできます。

2. できるだけ安全な洗浄剤を選ぶ

タイルにカビが発生すると、多くの人は「カビ取り」と書かれた強力な洗浄剤に頼ってしまいます。しかし、化学薬品は健康や環境を損なう危険があります。まずは、できるだけ安全に、タイルの目地をきれいにできる方法を解説していきます。

  • 重曹: 安価で安全な掃除の定番「重曹」はタイルの目地掃除にも効果的です。重曹と水を3:1の割合で混ぜたペーストをブラシでタイルに塗り、1時間ほどなじませます。その後、水で洗い流しましょう。
 
 
 
 
 
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  • セスキ炭酸ソーダ: 重曹と並んで人気なのがこのセスキ炭酸ソーダです。セスキ炭酸ソーダと水を3:1の割合で混ぜると、汚れやカビを落とすのに最適なアルカリ性の溶液ができます。ブラシを使って目地にペーストを塗り、30分後にぬるま湯で洗い流します。

©Getty Images

  • 過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)と水酸化カルシウム(消石灰):頑固なカビの黒ずみを除去するには、酸素系漂白剤と消石灰の強いアルカリ性と反応させて強力なカビ取り剤を作ります。一度にたくさん作らず、まずは消石灰10gにお湯を30ml注ぎよくかき混ぜます。過炭酸ナトリウムを40g加えてペースト状にし、カビ取り部分に塗りつけます。このまま1〜2時間放置し、ペーストを洗い落として乾いた布で水分を拭き取ります。

3. スチームクリーナーを使う

スチームクリーナーは、擦らずに、化学洗浄剤を使わずに、タイルの目地を徹底的に洗浄します。150〜300℃の高温のスチームが目地の奥まで入り込み、頑固な汚れを落とします。同時に、すべてのバクテリアやカビを死滅させます。目地の掃除には、ポイントジェットノズルを使うと、重要な部分に簡単に手が届くのでおすすめです。

スチームクリーナーがない場合でも、シャワーで50度以上のお湯を1〜2分程度かけることでカビが死滅することがわかっています。50度以上のお湯が出せる場合は試してみてください。

4. それでもダメなら… 専用カビ取り剤や塩素系漂白剤を使う

上記の対策で思うような効果が得られなかった場合は、カビ取り剤や塩素系漂白剤を購入しましょう。

こうした化学薬品は、環境や健康に深刻な影響を与える可能性があるため、頑固なカビがどうしても落ちない場合にのみ使用するようにしてください。また、化学洗浄剤を使用する際は、ゴム手袋やマスク、ゴーグルなど防護服を着用し、細心の注意を払って作業を行ってください。

5. 予防策

徹底的な掃除をした後は、今後のタイル掃除を楽に行うために予防策を講じましょう。

  • 換気:カビの発生を防ぐために、換気扇をつけたり、窓を開けるなどして、こまめに換気を行いましょう。
  • 水気を取る:入浴後はきれいな水で洗い流し、カビのエサになる石けんカスや皮脂汚れが残らないようにします。その後、スクイージーを使ってタイルに付着した水を取り除き、可能であればタオルやマイクロファイバークロスで拭き取っておきましょう。
  • 対応はすばやく:カビの最初の痕跡を発見したら、すぐに行動してください。汚れが小さいうちに対処すれば、大掛かりな掃除は不要になります。

©MediaPartisans

まずは徹底的に掃除して、その後は予防と定期的なお手入れでタイルを長く綺麗に保ちましょう。

プレビュー画像: ©Pinterest/bobvila.com