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Lifehacks

怒っている相手に適切に対応するための10のヒント

怒りを爆発させた相手やイライラしている相手と対峙するのは、だれにとっても嫌なもの。それでも、現代社会では、職場や家庭で理不尽な怒りに対処しなければならなかったり、自分に対して怒っている人に対応しなければならない辛い状況が多々あります。

Angry Mandy!

このストレスフルな状況を乗り切るためには、怒りのメカニズムと、怒りに正しく対応する方法を知っておくことが大切。この記事では、「他人の怒り」にどう対応すればいいのかをご紹介していきます。

1. 自分の感情をコントロールする

怒った相手に対応する場合に一番大事なこと:感情的になってはいけません。これは「自分を守る」という点でもとても大切。相手の怒りを鏡のように映し出しても、言い争いになるだけ。感情をコントロールして、冷静になることから始めましょう。

pissed

2. 自分を主語にして話す

人が怒るのは、何らかの理由があるから。たとえ、その理由が理不尽なものであっても、その人にとっては怒りの原因だったのです。相手を主語にすると、相手を責める内容になりがち。自分を主語にして、共通の問題を理解することに集中しましょう。

Argument

3. 「とりあえず言い訳」は逆効果

感情的になっている相手には、何を言っても聞いてもらえません。相手は「言い訳」と捉えて、かえって怒りを増幅させてしまうことも。説明や言い訳はあとまわしにして、相手をリラックスさせ、落ち着かせることに集中しましょう。そうして初めて、相手はあなたの話を受け入れる準備ができます。

Angry Protester

4. 非があれば、認めて謝る

もし、あなたが間違っていたとしても、それは恥ではありません。話を聞くうちに自分に非があったと思ったならば、自分の間違いを謝り、訂正しなければならないことを覚悟しておきましょう。

Argument

5. 問題を理解する

感情的な人は自分の怒りの原因がわからなくなっていることがよくあります。さらに、感情的になると意味のないことにまで話を広げてしまいがち。

問題を解決するためには、相手の怒りの原因が何なのかをつきとめる必要があります。具体的な質問をして、相手が答えた内容をはっきりと繰り返しましょう。最も重要な部分だけを繰り返しているうちに、何が本当の問題だったのか理解できるはずです。

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6. 感情がないふりをする必要はない

感情的になってはいけない、と言いましたが、気にならないふりをする必要はありません。冷静でいながらも、自分が傷ついていること、怯えていること、困っていること、辛いと感じていることを伝えましょう。

Mads

7. 恐れる必要はない

怒りは破壊的なパワーを持っています。でも「自分のせいなのでは」と必要以上に恐れを感じる必要はありません。あなたがすべきことは、相手の感情を落ち着かせ、問題に対処することだけなのです。

Khavan's Angry Face

8. どうすれば状況が改善するか聞いてみる

相手が落ち着いたら「どうしたらいいですか」という質問をしてみましょう。問題を解決したいというあなたの願望を表すとともに、あなたの誠実さを表す言葉です。また、問題をできるだけ迅速に、生産的に、そして合理的に理解するのにも役立ちます。

The Argument

9. 引くことも大切

相手の怒りが理不尽だったとしても、対等にコミュニケーションを取るためには、お互いに譲り合うことも必要。我慢する必要はありませんが、可能なところまで引くことで、状況を改善しましょう。

Randi annoyed

10. 問題解決を目指す

誰かがあなたに怒っているなら、それはあなた方双方に影響する問題があるということ。ですから、あなたが目標とすべきは、問題を解決することです。

相手の話を聞き、相手が怒っている原因を絞り込むことで、相手も自分自身をよりよく理解できるようになります。すべての点を明確にしたら、問題をどうすれば解決できるか、状況をどうすれば改善できるかを考えましょう。

Reasoning

怒りっぽい人は、周囲の人にとって迷惑ですし、見苦しいものですが、他人の感情をあなたがコントロールすることはできません。相手が怒っているときは、「自分は何で怒られるのだろう?」という視点ではなく、「相手は何で怒っているのだろう?」と状況を観察するようにして、冷静に問題の解決を図りましょう。

また、以下の記事では、ネガティブな感情が体にもたらす問題についても説明しています。

プレビュー画像: © Flickr/Luke Addison