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キッチン

手作りのパン生地は冷凍できる 冷凍保存の3つのコツ

自宅で楽しめる趣味の一つとして人気なのがパン作り。特にここ2年ほどはコロナの影響もあり、手作りパンを作る人が増えたそうです。捏ねて発酵させて…手間暇かけたパンがふっくら焼きあがった瞬間は、美味しい香りに包まれて幸せな気分になりますよね。

でも、パン作りをしている中でどうしても生地が余ってしまうことも。使い切るのもいいのですが、一度に食べきれない量のパンを焼いてしまうのはフードロスにもつながってしまいます。

そんな時におすすめなのがパン生地の冷凍保存。冷凍してまったら発酵はどうなるの?硬くならない?なんて心配になりますが、これから紹介する3つのコツで簡単に冷凍・再び使用することができます。冷凍しておけば、いつでも焼きたてパンが楽しめるというメリットもあります。では早速詳しくご紹介します。

Rising dough

1.パン生地を冷凍するタイミング

通常パンは捏ね上げてから一次発酵させてからガス抜き、分割してベンチタイム、その後成形して二次発酵した後に焼き上げるという工程です。パン生地を冷凍したい場合は、ベンチタイム後のタイミングで冷凍をします。

また成形後でも冷凍でき、クロワッサンやバターロールなどの場合は成型後の冷凍が便利です。冷凍するときは、小分けにした生地をラップやジップロックなどを使い、できるだけ密閉するようにしてください。

捏ね上げ後一次発酵なしで冷凍も可能
万が一、急な予定が入ってしまい一次発酵の時間が取れない、そんな時は捏ねた後に冷凍することもできます。この場合も、分割して小分けにします。ただ、発酵が始まる前の状態で冷凍保存をしたいので、急速冷凍できるように、ステンレスバッドの上に置くなどして工夫をするようにしてください。

パン生地をこねる風景
©Pixabay/krzys16

2.冷凍したパン生地の保存期間

冷凍したパン生地の保存期間は、約2ヶ月ほど。しかし、イースト菌は長く冷凍保存すればするほど発酵力は弱まってしまうため、なるべく早く消費するようにしてください。

3.冷凍生地の解凍方法とその後の工程

冷凍したパン生地は、冷蔵庫に入れ一晩かけてゆっくり解凍させます。また常温で自然解凍してもいいですが、ある程度の温度に戻ったら発酵が進むので長く放置しないようにします。解凍時に水分が気になる時は、小麦粉を少し振りかけておきます。

解凍後の生地は、ベンチタイム後に冷凍したものであれば、成型して二次発酵させ焼成→成型後に冷凍したものであれば、二次発酵→焼き上げというふうに、冷凍したタイミング以降のパン作り工程を解凍後も進めていきます。

時間がない時や作りすぎた時に便利なパン生地の冷凍方法。また、成型後に冷凍しておけば、食べたい時に焼きたてパンを味わえるので、時間がある時にまとめて作っておくのも良さそうですね。

作ったパンを焼きたてのように温めるリベイクの方法はこちらで紹介しています。

パンやお菓子を焼き立てのようにするリベイクのコツ

出典: leckerkochbar

プレビュー画像: ©Pixabay/krzys16 ©Pinterest/Chocolate with Grace