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天然のキノコは塩水で下処理した方がいい理由
秋はキノコが美味しい季節です。スーパーでは年中買えるキノコ類ですが、この季節は、特に天然の新鮮なキノコを直売所で購入したり、名人とともにキノコ狩りに出向き、天然キノコを手にする事があります。
今日は天然きのこが食べたいあまりに、県内で仕入れている所を見つけて行ってきてしまった。
長野県産の松茸と岐阜県産天然ハタケシメジを購入。お値段張りましたが、後悔はなし。
今日はこの2種だけだったけど、タイミングが良ければ他の天然きのこにも会えるのだろうか・・・気になる。 pic.twitter.com/dglaVWp0v9— Rin (@rin_sgs) October 17, 2021
天然物…と聞くととても美味しそうに思えますが、天然物のキノコは美味しさと引き換えにある注意点があるのです。
それは、天然キノコについている虫たち。
漫画家のヤマザキコレさん(@EzoYamazaki00)は、天然キノコを食べることは自然との闘いとTwitterで呟いています。
天然キノコを購入したので、母さんに昔から口すっぱく言われていた「天然のキノコはかならず塩水につけて虫出ししなさい」ていう教えを実行したのですが、出てくる出てくるキノコバエの幼虫 やはり食するという行為は自然との闘い すなわち闘争
— ヤマザキコレ/Kore Yamazaki (@EzoYamazaki00) October 18, 2021
「天然キノコを購入したので、母さんに昔から口すっぱく言われていた『天然のキノコはかならず塩水につけて虫出ししなさい』ていう教えを実行したのですが、出てくる出てくるキノコバエの幼虫 やはり食するという行為は自然との闘い すなわち闘争」
スーパーで売っているキノコと違い、天然のキノコには土汚れや枯葉などとともに、傘やヒダの部分などを中心に虫がついていることが多く、食べる前には必ず、掃除と虫出しが必要になってきます。
天然きのこは汚れがいっぱい
いしづきを取って軽く洗ったら 塩水に20分ぐらい漬けて 虫出しをする お湯をたっぷり沸かして 虫出しの済んだきのこを一度茹でこぼすと取れ難い汚れも取れる
ザルにあけて下ごしらえ完了!
チャナメツムタケとシロナメツムタケにクリタケ
保存はジプロックに入れて冷凍 pic.twitter.com/1XG4Oj2zkW— 家具工房木槌 (@kagukobokizuchi) October 16, 2018
これからの季節、スーパーで売られている天然のマツタケにも虫がいる場合が…。
松茸再び
岩手産4万円?
肉大好き人間・長男の誕生日ディナーとなりました?
後日、長女の松茸ご飯から松茸についていた虫が発見されて大騒ぎに?
天然物だからやむなし? pic.twitter.com/pQN86XF9fV— トライム (@toraimu3770) October 3, 2021
天然キノコについている虫は、キノコバエの幼虫が多くいますが、そのほかにキノコムシと呼ばれるキノコに集まる様々な虫、またナメクジ、トビムシ、アツバ、ガガンボなど多くの虫たちがキノコにつくといわれいます。
天然キノコって後処理が大変なんだよね。虫むしいるし・・・。でも、うまし。ベーコンバター醤油炒め。 pic.twitter.com/s7Yv8a16NM
— まとり (@norasippo) September 29, 2021
これら天然物のキノコにつく虫を出すために使うのは、「塩水」。土や枯葉などの汚れを落とした後、塩水にキノコを漬け込むことで、潜んでいる虫を外に出します。
八ヶ岳の闇市のような露天できのこ博士が売っていた天然きのこ。教えていただいたとおり塩水につけると虫がたくさん出てきて…張り付いた木の葉は吹きこぼしてやっと取れた。面倒だけど、工業生産きのことは味も香りも段違い! もうスーパーできのこ買えない。この味覚の目覚め、どうしてくれよう pic.twitter.com/q5SeZOwF6s
— 雨宮佐藤明日香 (@amemiya_satoh) September 18, 2018
塩水の濃度は海水程度の濃度が目安とされ、10分〜15分ほどキノコを浸し、その後ぬるま湯で洗います。(塩水につける時間は場合によっては長くなることもあります)
立派なきのこをもらったので下処理
塩水につけてしばらく置いてから洗います
天然きのこって美味しいけど面倒くさい? pic.twitter.com/g2X3fGEd1Z
— キーコ (@kiikolog) November 6, 2020
天然キノコに関するヤマザキコレさんのツイートには、多くのユーザーから反響が寄せられています。
めっちゃ参考になりました。すべての人に知って欲しい知識…
— そず之助 (@sozunosuke) October 18, 2021
お母様が正しい。山で採ったようなキノコは、濃いめの塩水につけないで茹でたりすると、茹で汁の底にびっしり白い虫がたまる。それを捨てればいいだけ、なんて姑にいわれて都会から来たお嫁さんが気絶した話も聞いたなあと。
— 翎雅 Língyǎ (@reclinata) October 18, 2021
昔、部活の行事の打ち上げで野外BBQした時に古参OBが「うちの裏山で採ってきてん」とコンロに椎茸を投入したのだが、焼き始めると同時にウネウネと3mmほどの白い虫がシイタケから大量に這い出してきて、直ぐに焼け死んだ。
OBの食材にケチをつけれず、泣く泣く食べたよ。美味かったけどね。 https://t.co/DRO6Ga0NzW— Anderson (@AndersonSaber) October 19, 2021
うち実は、松茸も塩水に漬ける習慣がある…何故なら祖母が生きてた頃は松茸は買うものではなく獲るものだったから(身内の山でです。もうないです)でも調理レシピとか見ると書いてないんだよね、松茸の塩水漬け… https://t.co/KcpEMTHX5c
— ぽちを (@pochiao) October 18, 2021
【閲覧注意】こちらの動画はキノコバエの幼虫が出てくる様子を捉えたものです。
※虫が苦手な方は、ご注意してご覧いただくか、飛ばしてください。
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天然キノコに潜む虫たちの脅威。自然界ではごく当たり前の光景ですが、食べる私たちにとっては、虫出しをして美味しく頂きたいもの。天然キノコが手に入った際は、塩水での下処理をしっかりとしていきたいですね。
プレビュー画像:©YouTube/abu san