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Lifehacks

住所が読めないと配送会社から電話がきた。言われるままに住所を伝えようとした時、何かがおかしいと気がつき鳥肌が立った

近年急増するショッピングサイトや宅配業者を装う詐欺。インターネットやスマートフォンの普及により、その手口は多様化、特にスマートフォンや携帯電話の番号あてにメッセージを送るSMS(ショートメッセージサービス)を利用した詐欺件数が増加しています。

増えているのは、ショッピングサイトを語る業者から料金未納のSMS通知が届き、実際に払ってしまったというケース。そして謎の宅配業者を装った何者かから突然、偽の不在通知メールが届くというもの。このURLをクリックしてアプリをインストールした途端、個人情報が流出する仕組みです。こうしたSMSを使った詐欺被害は増える一方です。

そんな中、新たな詐欺の手口も確認されています。それは、ヤマト運輸を語る業者からの電話連絡

「伝票が濡れて住所が分からないため荷物を届けられない」というもの。そうして届け先の家族の名前や住所、年齢などを聞き出すといいます。

実際にヤマト運輸では、伝票が濡れて読めなくなったとしても荷物の依頼主に確認をとり、また年齢を聞くこともないそうです。

SMSを使った詐欺では、受け手がある程度冷静になり、SMSが疑わしいもかどうか考えることができます。しかし、電話口であたかも本物の宅配業者かのように連絡がきて、荷物を届けたいから住所を教えて欲しいなど聞かれたら、つい答えそうになってしまいます。

電話

頼んだ荷物が届かないと困る、大切な人からの荷物を待ってる、などという人の気持ちにつけ込むようなこの悪質な手口。ニュースを読んだ人からも、実際に冷静に対応できるかどうか不安の声が上がっています。

ヤマト運輸ではウェブサイトで、ヤマト運輸を装った迷惑メールや偽サイトにも注意を促しています。

警察庁によると、このような特殊詐欺は2019年の上半期だけでも8025件発生し、そのうち80%以上の割合で高齢者が被害に遭っていたとのこと。

また、不審に思った時は警察相談専用電話「#9110」に相談するよう呼びかけがされています。(詳しくはこちらに記載されています)

私たちの日常生活のほんのスキを狙ってくる悪質な詐欺、くれぐれも気をつけてください。

プレビュー画像:©︎Facebook/Starfish –スターフィッシュ