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料理のヒント

トマトを使いきれなくて丸ごと冷凍した 数日後料理の時にものすごく便利だと気がついた

コロナウイルスの感染拡大により全国各地で外出自粛が呼びかけられている今、食料品や日用品といった生活必需品の買い出し回数もできることなら控えたいところ。

こまめに買い出しに行かずに済むように、いつもより多めに食料品を購入しますが生鮮品の場合は痛みが早いため、なかなか苦労するものです。

仕事に家事に忙しい方であれば普段からうまく活用していると思いますが、こんな時に役立つのが野菜の冷凍保存。そんな中でも、トマトが丸ごと冷凍保存できることを知っていましたか?

トマトを丸ごと冷凍保存すると、実はそのまま使うよりもいいことがたくさんあります。そんなトマトの冷凍保存の方法とメリットをご紹介いたします。

<トマトの冷凍保存の仕方>

1. トマトをきれいに洗って水分を拭き取ります。
2. ヘタを取り除きます。
3. フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ入れ、凍らせましょう。

※ミニトマトも同様に冷凍が可能です。

<トマトの冷凍保存のメリット>

・リコピン、ビタミンCなどの栄養素やうまみを逃さず長期保存が可能
トマトを冷凍保存すると、およそ1ヶ月ほどと長期保存が可能になります。
またリコピンやビタミンCなどトマトに含まれる栄養素をそのままキープすることができます。

・湯むき要らずで皮むきが簡単
トマトソースやスープを作る際、口当たりを良くするためにトマトの皮をむきますが、湯むきの場合はお湯を沸かし、冷水につけてと手間がかかります。しかし冷凍しておけば、冷凍庫から取り出した際に水につけると皮がするっと向けます。
また半解凍の状態だとみかんの皮をむくようにトマトの皮をむくこともできます。

・トマトの処理が楽
半解凍してカットすると、トマトの中身が出てくることもなく綺麗にカットすることができ、とても楽チンです。
また凍ったまますりおろせば、簡単にピューレにすることができます。夏場はそのままシャリシャリトマトを料理のトッピングにしてもOK。

・細胞が壊れて旨みがアップ
冷凍することでトマトの細胞壁が壊れ、中に詰まった旨み成分「グルタミン酸」が溶け出やすくなるそうです。料理の際は解凍する必要がなく、凍ったまま使うことができます。

低カロリーでさまざまな栄養成分が豊富な健康野菜のトマトは、美肌効果や風邪予防に役立つビタミンCや老化を抑制するビタミンE、また塩分の排出を助けるカリウムなどを含み、またその鮮やかな赤色の元となるリコピンには抗酸化作用がありガンなどの生活習慣病を防ぎ働きがあると言われています。

そしてトマトは高温多湿に弱く、冷涼で強い日差しを好む性質にあるそうです。このことからトマトが一番美味しい季節は実は春から初夏、秋から初冬と言われています。

春先のトマトが美味しい今、これなら多めに買ったトマトを焦って食べたり、痛ませたりすることがなくなりそうです。

プレビュー画像: ©Pinterest/orangepage.net

トマトを使いきれなくて丸ごと冷凍した 数日後料理の時にものすごく便利だと気がついた