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トリビア

『トップガン』前作と続編にまつわる8つの事実

1986年公開の名作『トップガン』の待望の続編『トップガン マーヴェリック』、ご覧になりましたか?

映画館で『デンジャー・ゾーン』のイントロを聴くだけで大空に飛び立つような浮遊感を味わってテンションマックスになった方もいるでしょう。

そんな青春映画の王道『トップガン』の1作目と2作目の知られざる事実をご紹介しましょう。

1.キャスト

1作目:トップガンといえばトム・クルーズですが、実は36年前の前作でトム・クルーズは第2候補だったのです、当初、主役候補だったのは名優ジョン・トラヴォルタ。しかし、トラヴォルタのギャラが高すぎるという話が出て、トム・クルーズがこの役に抜擢されました。

2作目:36年前に主人公マーヴェリックの恋人である女性教官チャーリーを演じたケリー・マクギリス、そしてマーヴェリックの相棒グースの妻キャリーを演じたメグ・ライアンは続編では再演を依頼されませんでした。

Tom Cruise - hi res scan

2. CGなしで本物の戦闘機を使用

1作目: 現在ではCGとグリーンバックで作成できるものが、『トップガン』の撮影時にはまだ手作業で行われていました。そして、俳優陣の演技はスタジオで撮影されたものの、戦闘機は基本的にすべて実機を使用。制作会社はアメリカ国防総省に約180万ドル(約2億4500万円)を支払い、本物の海軍機を使用する許可を得て撮影に臨みました。

2作目:『トップガン・マーヴェリック』でも「CGなし」「本物の戦闘機」がウリで、実機での臨場感あふれる操縦シーンが撮影されています。しかも、今回は、俳優陣は数ヶ月に及ぶ訓練を受け、マッハで飛行する戦闘機に乗り込み演技をしています。ただし、爆破シーンなど一部のシーンでは安全確保のためCGが使用されています。これは第1部の撮影中に亡くなったスタントマンのアート・スコールを悼んでのことです。ちなみに、今回のF/A-18戦闘機のレンタル料は11,000ドル(約148万円)でした。

©Pixabay/Scottslm

3. ラブストーリー

1作目:前作のハイライトのひとつがマーヴェリック(トム・クルーズ)とチャーリー(ケリー・マクギリス)のラブシーンですが、実は当初は予定されていませんでした。しかし、テストオーディエンスから「もっとラブシーンがあったほうがいい」と要望があったため2人の甘い2つのシーンが追加撮影されました。

2作目:続編では前作ほどロマンス要素が強調されていません。兵士たちの葛藤に焦点が当てられているからです。ただ、マーヴェリックと女優ジェニファー・コネリー演じるペニーとのロマンスが描かれます。実はペニーは1作目にも名前だけ登場しています。30年後に何が起こるのかはぜひご自分の目でお確かめください。

Tom Cruise filming Top Gun II

4. 海軍のマーケティング

1作目:1986年に『トップガン』が公開された後、それ以前に比べて入隊者が5倍に増えました。その理由は、海軍の巧妙なマーケティング手法にありました。当時、映画館の前で海軍入隊を勧誘するブースを設けていたのです。軍の思惑通り、映画で愛国心を鼓舞された人々が続々と入隊したというわけです。

2作目:アメリカ海軍のデイブ・ベンハム司令官によると、パート2についても同様の計画があるそうです。彼は『トップガンは海軍の認知度を確実に上げ、兵役にいくかどうかの判断にポジティブな影響を与えるでしょう』と語っています。続編を見たあとに、何人が海軍への入隊を決めたかは、まだわかっていません。

色々な裏話も楽しいですが、なによりもトム様が36年前と変わらないカッコ良さで大空を飛ぶ姿こそが間違いなくこの映画の魅力です。

あなたの青春時代の思い出の映画はどれですか、ぜひコメントしてください。

出典: smoothradio , flyingmag , screenrant , topgun.fandom
プレビュー画像:  ©instagram/himuro.kai