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鳥のフンの掃除方法:場所別のヒント

鳥はかわいいものですが、フンをされるとなると話は別。実際に頻繁にフンをされて困っている人にとって鳥は姿もみたくない存在かもしれません。

鳥のフンは見苦しいだけでなく、実は色々な危険があるのです。まず、体への害。鳥のフンにはさまざまな病原菌が含まれていて、喘息などのアレルギー疾患の原因になることもあります。さらに家屋や車への害もあります。フンに含まれる酸には腐食性があり、金属などの素材にダメージを与えることがあるのです。

とはいえ、鳥のフンの掃除はなかなか厄介。キレイにするには掃除のコツを知っておく必要があります。この記事では、場所別に鳥のフンを除去する方法をご説明します。

注)鳥のフンは絶対に素手で触ってはいけません。掃除の際には必ずビニール手袋を装着しましょう。

車についた鳥のフンを取り除く方法

朝、外に出てみると車にフンがついていた・・・朝から嫌な気分ですよね。しかし、掃除が面倒だからと放置してはいけません。直射日光でフンが塗装に焼き付くと、なかなか取れなくなってしまうばかりか、フンに含まれる酸により塗装面が大きなダメージを受ける可能性があります。車についた鳥のフンはすぐに取り除きましょう。

the incredible birdshit windshield

車についた鳥のフンは固まっていなければ、濡らしたキッチンペーパーやウェットティッシュなどで拭けばすぐに取れます。傷をつけないため、表面を強くこすらないように注意してください。念の為にウェットティッシュをクルマに常備しておきましょう。

乾燥して固くなったフンは少し面倒です。乾いた状態で処理すると傷がついてしまうので、水を含ませたキッチンペーパーなどをあててふやかし、フンを柔らかくしてから、ウェットティッシュで拭き取りましょう。

家の壁、テラス、ベランダから鳥のフンを取り除く方法

家の壁やテラス、バルコニーについた鳥のフンも同じく乾燥すると取り除くのが難しくなります。乾燥したり、表面に染み込んでしまう前に、できるだけ早めに除去しましょう。

Bird Droppings at Jackson Bottom Wetlands Preserve

まず、乾いたブラシで粗い汚れを落とし、ぬるま湯と少量の洗剤で汚れをふやかします。その後、キッチンペーパーか古布で取り除くことができます。頑固な汚れは、デッキブラシでこするとよいでしょう。掃除の後はデッキブラシの汚れを洗い流し、消毒してください。

手の届きにくい場所は、水道のホースを使いましょう。ピンポイントで噴射すれば、フンを取り除くことができます。

衣服や布製品についた鳥のフンを取り除く方法

洗濯物にフンを落とされるとガッカリしてしまいますよね。ときには、歩いていると「ピシャッ」とフンが落ちてくる、そんなついてない日もあります。

衣類に付着した鳥のフンは、すぐに取り除かずに乾くまで待つ必要があります。乾く前に処理をしてしまうと、フンが生地の奥に入り込んで定着してしまう可能性があるのです。フンが乾いたら、ブラシで払い落とし、流水で衣類をすすぎ、シミの部分に洗剤をつけ、やさしくこすってください。その後、シミに除菌効果のある液体酸素系漂白剤を塗布してから、通常通りに洗濯します。小さい衣類や小物なら、鍋で煮洗いして殺菌してもいいでしょう。

aerial bombardment

どうしても落ちない頑固な鳥のフンには…

鳥のフンを除去する専用クリーナーも市販されており、洗浄力は抜群ですが、環境保護の観点から最終手段にしておきましょう。

家の壁やデッキに鳥のフンがよく落ちている場合は、高圧洗浄機を購入することをお勧めします。強力なジェット水流が、乾燥した汚れもきれいに落とします。ただし、高圧洗浄機で洗浄できるのは頑丈な素材だけ。漆喰やデリケートな石材は、洗浄中に破損する可能性があります。

鳥のフン害を予防する

テラス、家、車などに鳥が繰り返しフンをするようなら、掃除だけではいたちごっこになってしまいます。鳥がよく止まる敷地内の木や低木を剪定する、テグスや防鳥ネットを取りつける、など、鳥が寄り付かないように予防もしておきしましょう。

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出典: frag-team-cleanstuttgarter-nachrichten
プレビュー画像:©flickr/romana klee ©flickr/born1945