ちえとくをフォローする

ヘルスケア

頭皮のかゆみを和らげる8つのポイント

頭皮のかゆみはとても不快です。

思わず掻いてしまいたくなりますが、頭皮に傷がつくと感染症につながることもあり、問題を悪化させてしまいます。では、どうすればかゆみを和らげることができるのでしょうか。

かゆみの原因はさまざまです。まずは痒みの原因を見極め、対策することが大切です。この記事では頭皮がかゆくなる原因と対策をご紹介します。

頭皮がかゆい原因とは?

頭が頻繁にかゆくなる最大の原因は頭皮の乾燥ですが、他にもヘアケア製品やストレスが原因になったり、皮膚病や感染症も強いかゆみを伴うことがあります。

頭皮のかゆみの原因

乾燥

頭皮は水分保持機能が低いため乾燥しやすい場所。乾燥によってバリア機能が低下して敏感になり痒みが生じてしまいます。

フケ

フケは、頭皮が乾燥しすぎていたり、脂っぽかったりする場合に発生します。乾いたフケが出る人は過剰な洗髪や刺激の強すぎるシャンプー剤が原因かもしれません。ベタベタしたフケが出る場合は脂漏性皮膚炎の可能性があります。皮膚科に相談してみましょう。

ヘアケア製品

シャンプーやコンディショナーに含まれる特定の成分に敏感な人がいます。頭皮がかゆみで反応します。香水や刺激の強い洗浄を含まないマイルドなシャンプーを選びましょう。

暑さ、寒さ

寒暖の差が激しいと、頭皮の水分が奪われ、頭皮に負担がかかります。その結果、頭皮にかゆみを感じるようになります。特に、乾燥しやすい冬場はドライヤーの使用をなるべく控えましょう。

アレルギーや湿疹

食物アレルギーや花粉症も、頭皮のかゆみの原因になることがあります。また、真菌や湿疹が原因であることもあります。この場合は頭皮に赤みやうろこ状の斑点として現れることが多いです。また、ニキビのような小さなブツブツができることもあります。

ストレス

ストレスは、体全体に悪影響を及ぼします。コルチゾールの分泌が増加すると、新しい皮膚細胞の形成が遅くなります。頭皮はとても薄いので、ストレスの影響は早い段階にかゆみという形で現れることが多いのです。

寄生虫

シラミなどの寄生虫も、頭皮に不快なかゆみを引き起こすことがあります。この場合はシラミ駆除グッズや薬用シャンプーなどが販売されています。

Ouch

かゆみの対処法

かゆみが皮膚疾患や寄生虫の感染によるものであれば、まずその原因を治療してから、症状に対処する必要があります。

一方、頭皮の乾燥やケア製品への過敏症、スタイリングやブローのしすぎなどが原因の場合は、以下のような方法でかゆみを緩和することが可能です。

1. オイル

週に一度、オイルトリートメントで頭皮をケアしましょう。オイルを頭皮につけ、マッサージします。そして一晩おいて、翌日マイルドなシャンプーでオイルを洗い流してください。オリーブオイル、ホホバオイル、ココナッツオイル、アボカドオイルなどがおすすめです。

2. 炭酸水

頭皮に古い角質やケア用品の残留物などが蓄積し、炎症を起こすことがあります。シャンプー前に無糖の炭酸水を頭に馴染ませマッサージすると、角質クレンジング効果があり、毛根が再び呼吸できるようになります。

3. 竹製枕カバー

竹製の枕カバーは、乾燥した頭皮に刺激が少なく、同時に抗菌作用があり、真菌感染から守ってくれます。

i liberated my scalp

4. 熱を避ける

熱いシャワーは皮膚を乾燥させます。髪を洗うときは、少し温度を下げましょう。ドライヤーを使う場合は、地肌に熱風を直接当てると頭皮の乾燥の原因となるので、ドライヤーで「髪の毛は乾かす」けれど「頭皮には風を当てない」ようにします。

5. スタイリング剤の使用は控えめに

ヘアスプレー、ヘアワックスなど、スタイリング剤には、頭皮の乾燥や肌荒れの原因となる化学物質が含まれていることが多いものです。そのため、スタイリング剤の使用は控えめにしましょう。

6. マイルドなシャンプー

頭皮の乾燥やかゆみに悩んでいる人は、尿素配合のマイルドなシャンプーやベビーソープを使うことをおすすめします。皮膚の水分バランスを維持するのに役立ちます。

7. 食事で頭皮に栄養補給

良質のタンパク質、野菜や果物を中心に健康的な食事をすることは頭皮の再生能力を高めるのに役立ちます。また、脂質も重要です。魚、アマニ油、ナッツ類に含まれるオメガ3脂肪酸は、皮膚の水分量を改善し、かゆみを和らげる効果があります。

8. 十分な水分補給

乾燥予防には水分補給が大切です。日々十分な水分を摂ると、肌が潤い、しなやかさを保つことができます。

Woman Drinking Water

頭皮の乾燥、かゆみを防ぐ習慣

ご紹介したポイントに加え、習慣によって頭皮を守ることができます。

  • 洗いすぎない:1日に何度も洗髪するのは洗いすぎです。洗わない日や湯シャンだけの日を設けてもいいでしょう。そのためにもスタイリング剤はなるべく使わないようにしましょう。
  • 定期的に換気する:エアコンを使うと空気が乾燥し、皮膚も乾燥してしまいます。定期的に換気をしましょう。
  • 帽子をかぶらない:帽子で蒸れると逆に頭皮は乾燥してしまいます。日差しが強い日の外出時は、帽子ではなく日傘などで頭皮を紫外線からカバーしつつ、蒸れを防ぐようにします。

上記の対策をしても痒みが治らない場合やアレルギー、湿疹がある場合は皮膚科医に相談してください。

出典:hairlust , dm , eucerin
プレビュー画像:© flickr/katharine shields © flickr/Bart Everson