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DIY

少しずつ変わってきたクリスマスツリーの変遷

クリスマスが大好きな方なら、クリスマスツリーの飾り方にもトレンドがあることをご存知でしょう。この記事では、クリスマスツリーの起源と、過去180年でクリスマスツリーがどのように変わってきたのかをご紹介したいと思います。

クリスマスツリーの起源

もともと12月24日はアダムとイヴの聖名記念日でした。この日、教会ではアダムとイヴが禁断の果実を食べて人間が堕落した物語の舞台劇が催されました。その劇で、赤い実をつけた「知識の木」が使われたのです。赤い実にはリンゴが用いられましたが、リンゴの木は落葉樹。そこで常緑のもみの木にリンゴが飾られたのが、クリスマスツリーの由来と言われています。その後、リンゴやその他の果物は、楽園の果物であることを示すために金や銀の紙で包まれるようになりました。現在のようなきらびやかなガラス玉は、ここから発展したものと言われています。

それでは、今から180年前からのクリスマスツリーの変遷を見ていきましょう。

1. 1840年代ヴィクトリア朝時代のクリスマスツリー。旗とお菓子やナッツを入れた紙製のコーンが飾られています。

2. 1900年頃のクリスマスツリー。ポップコーンをつないだガーランド、スイーツを入れるバケツが飾られています。この頃はお菓子を飾るのが主流だったんですね。

3.  ガラス玉や星などをあしらった1920年代のクリスマスツリー。キラキラしたティンセルがここで登場。フェザーも人気でした。

4. 1930年代のクリスマスツリー。ボールとキラキラしたティンセルが印象的です。

"Christmas of 1930" (with bike & tree)

5. 1940年代のクリスマスツリーはティンセルが主役。そしてツリーの下にプレゼントが積まれています。

6.  1950年代になっても、クリスマスツリーのオーナメントの主流はティンセルとボールでした。

7. .1960年代は色々な変わったツリーが登場。こちらはアルミ製の銀のクリスマスツリー。

8. 同じく60年代。浮いている手品のような不思議なツリー。

9. 1970年代に入ると、再び緑のツリーが戻ってきます。頂上に星の代わりにちょっぴり不気味な天使の人形をつけるのが流行ります。

10. 1990年代のクリスマスツリーは、派手な装飾はなく、ボールとガーランドと星だけですが、とても美しいですね。                              

2000年代に入り、クリスマスツリーは年々華やかになっている印象です。皆さんは今年はどんな風にクリスマスツリーを飾りましたか?

出典: marthastewarttasteofhome, ndr

プレビュー画像: ©Pinterest/vintag ©Pinterest/messynessychic