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ヘルスケア

魚の目セルフケアの5つの方法

魚の目(ウオノメ)は足にできる硬い角質の塊。繰り返し圧力がかかる場所の角質が厚くなり、次第に中心に角質の芯ができ、皮膚の内側に食い込むようになります。

魚の目は見た目が悪いだけでなく、非常に痛むため、日常生活の支障になります。魚の目を取り除き、痛みを和らげるには、できるだけ早くケアを開始することが大切です。この記事では、おうちでできる魚の目ケアの方法を5つご紹介します。

魚の目を除去するセルフケア

魚の目を除去する方法は、基本的にはいつも同じです。角栓の芯が完全になくなるまで、角質を柔らかくして少しずつ剥がしていくこと。

家庭薬を使ったセルフケアは、市販薬と比べると効果は穏やか。でも、その分、痛みなくケアでき、再発もしにくいと言う利点があります。ただし、家庭薬での魚の目ケアには少し時間がかかることがあります。根気よく試してみてください。

治療の前に足湯をすると、角質層が柔らかくなり、薬剤がより浸透しやすくなるのでおすすめです。

1. リンゴ酢

大さじ3杯のリンゴ酢と大さじ1杯の水を混ぜます。ガーゼにその溶液を染み込ませ、これを患部に貼り付け、一晩放置します。

2. タマネギの輪切り

タマネギの輪切りを2~3個、包帯やテープで患部に固定し、一晩放置します。落ちないようにもう一枚靴下を履くとよいでしょう。

onion rings 2

3. タマネギと酢を合わせる

上記2つの家庭療法を組み合わせることもできます。タマネギをスライスし、リンゴ酢に4時間以上浸けておきます。次に、浸したタマネギの切れ端を患部の上に置き、包帯かテープで固定し、必要なら靴下をはきます。

4. 重曹

重曹3:水1の割合でペースト状にします。これを患部に塗り、自然乾燥させます。一晩つけておく必要はないので、時間のある時に塗りましょう。

5. プロポリス

プロポリスをご存じですか?ミツバチの巣に使われる樹脂状の物質。「天然の抗菌物質」と呼ばれるほど殺菌作用が強く、炎症を抑制し、傷の治癒を促進する効果があります。魚の目ケアには患部にプロポリス軟膏を厚めに塗ります。

©Wikimedia/Judgefloro/Public Domain

上記のケアに加えて、2日に1回程度、足湯をして、軽石や角質やすりで緩んだ角質を削り取ります。上記のステップを、角質のすべての層が取り除かれ、硬い円錐形の芯がゆるむまで何度も繰り返します。

魚の目の芯が取れると穴が開いたような状態になりますが、足の皮膚の再生は早いので、すぐに塞がります。また、効果が穏やかな家庭療法でゆっくりと削り取れば、穴もそれほど大きくならず、回復も早くなります。

角質を自分で抜き取るのはNG

爪切りやピンセットなど鋭利なものを使って角質を抜き取ることは絶対にしないでください。ケガをする危険性が高いだけでなく、雑菌が入って炎症を起こすリスクも高まります。魚の目を取り除くには、根気が必要です。

上記の方法でも魚の目が除去できない、あるいは再発を繰り返す場合は、医師に相談してください。糖尿病や循環器系疾患を患っている人は、魚の目を医師に治療してもらう必要があります。

魚の目を予防するためのヒント

せっかく治療しても、同じ刺激が加わると魚の目は再発してしまいます。次のような根本的な対策で再発を防ぐことができます。

  • 足のサイズにあった履きなれた靴を履く。
  • 足の変形は整形外科で治療してもらう。
  • ハイヒールなどつま先が圧迫される靴は避ける。
  • 歩き方や姿勢を見直し、重心が偏らないようにする。
  • 定期的に足湯をする。

セルフケアで魚の目を自然に取り除き、再発させないように予防していきたいですね。

出典:smarticular

プレビュー画像: © Twitter/Active Foot Store © Pinterest/trucsetbricolages.com