ちえとくをフォローする

Lifehacks

浮気もときには役に立つ?浮気を正当化できるのはどんな時?

浮気は社会的には認められていませんが、日本の既婚者の2割以上がどこかで浮気をしたことがあるという調査結果も出ています。

また、よく言われることですが、男女で浮気の定義は異なるようです。女性の場合、手をつなぐなどスキンシップやイチャイチャはNOと線引きしている人が多いようです。男性は相手を好きになったら浮気と考える人が多いそう。またどちらもキスや肉体関係は完璧な浮気と思っているようです。

それにしても、これだけ多くの人が浮気をしていると、「浮気をしたっていいのでは?」という疑問が湧いてきます。

そもそも人はなぜ浮気するのでしょうか?

©Getty Image

浮気をする理由

  1. 安心しすぎ、退屈しのぎ 
  2. 強い性欲
  3. 親密性の欠如
  4. 拒絶

つまり、浮気をするということは、何かを求めているということ。変化を求めているのか、肉体的な願望なのか、精神的に親密になりたいのか、確認したいのか。いずれにしても、こうした欲求自体は非常に正当なものです。それでも、浮気をされた人が、浮気したパートナーを抱きしめて慰めるというようなことはまずないでしょう。

結局のところ、ほとんどのカップルの間ではお互いに対して誠実であることが暗黙のうちに期待されているのです。もしパートナーとの関係を壊したくないなら、どこからが浮気なのかをお互いに話し合っておくのも大切でしょう。

浮気は正当化できるのか?

「浮気は正当化できるのか」と問うよりも、「どのような場合なら浮気を正当化できるのか」と問う方が理にかなっているでしょう。なぜなら、先に述べたように、浮気は一般的には信頼を壊すものだからです。

しかし、状況によっては、浮気が二人の関係にプラスの効果をもたらすこともあります。それは、浮気が一回限りのもので、関係を振り返る機会となった場合です。

もちろん、浮気をした側が一人で反省してもいいのですが、浮気が発覚してしまった場合などは、二人でカップルセラピーなどを受けることをお勧めします。中立の立場の第三者にじっくり本音を聞いてもらうことで、問題を解決したり、信頼を取り戻すことが容易になります。浮気やマンネリ、セックスレスなどカップルの問題の多くは、片方のパートナーだけに問題があるのではなく、相互のコミュニケーションが乱れているために生じるものだからです。

もちろん、一度崩れた信頼を取り戻すためには、お互いの愛情や相手を信じたいという気持ちが十分に強いことが前提となります。

©Getty Images

浮気を許す必要があるのか?

浮気した人は、自分は状況や本能の犠牲者であると考えていたり、相手側に問題があったと主張するかもしれません。しかし、どんな理由であれ、浮気を許す必要はありません。逆に言えば、浮気を許すことは英雄的な行為ではないのです。

浮気はパートナーに対する意識的な決断であり、相手を裏切るための「犯罪的エネルギー」を集めなければできないことなのです。それでも、あなたが関係を続けるためにパートナーを許したいと思っているなら、浮気や不倫に対処し、乗り越える必要があります。

©Getty Images

浮気や不倫に対処するには?

浮気や不倫が発覚したときに、最も健全な対処法は、相手に何を求めているのか、自分に何ができるのか、何を与えたいのかをお互いに明確にすることです。先に述べたように、カップルでカウンセリングを受けるなど、コミュニケーションを深めることで解決することが重要です。

浮気の対処法としてやってはいけないのは、仕返しに自分も浮気をすること。相手に知られていようが、隠れていようが、ほとんどの場合、期待するほどの満足感は得られません。何よりも、この対処法は二人の間の根本的な問題を解決することにはならないのです。

©Getty Images

良くも悪くも浮気はパートナーシップに影響を与えてしまいます。ときには、パートナーの目を覚まさせ、マンネリの関係から抜け出し、再びお互いを愛することを学ぶきっかけとなることもあります。一方で、浮気は、それがカジュアルな浮気(一夜限りの関係)ではなく、長期的なものであれば、ほとんどの場合、二人の関係の破滅宣告となります。

浮気は、ある意味では、人間関係の問題における氷山の一角。下にははるかに大きな根深い問題が隠されているのです。一度失った信頼を取り戻すのは決して簡単ではありませんが、小さな浮気が大きな問題を解決できる糸口になることもあるのです。

出典: bildderfraubeziehungsweise-magazin

プレビュー画像: ©Getty Images