Lifehacks
2人の男性が丘の「中」に建てた家。一歩中に入れば驚かずにはいられない。
『ロード・オブ・ザ・リング』を観たことのある人なら、毛むくじゃらの足をしたあのホビットたちが住んでいた居心地のよさそうな家を覚えているでしょう。あれをみて、あんな可愛い家に住んでみたいなんて考えた人も少なくないのではないでしょうか。スイスの山間部にある、まさにホビットの家をほうふつとさせるようなこの家を建てた彼らも、きっかけは同じような思いからだったのかもしれません。
上空から見ると、こじんまりとしたこのヴァル村には特に見るべきものもないように見えますが、ちょっと待ってください。あの坂のところに見える丸い変なものは一体なんでしょうか？
周辺の景観に完全に溶け込んだようなこの家は、丘のちょうど中腹に隠れるように建っています。これこそ、ビヤーネ・マステンブルークとクリスチャン・ミュラーという2人の建築家によるプロジェクトとして生まれた「ヴィラ・ヴァル」なのです。
この家は外観から隠れるように建っているというだけでなく、室内からは村全体を見渡しながら山や自然といった絶景が楽しめ、室内にたくさん設置された窓からや広々としたテラスから眺めることができるようになっています。
およそ50平米ほどの広さの室内には、12人もの人々が食事を楽しむことのできる堂々としたテーブルが設置されています。
室内の内装や家具の装飾は、様々なデザイナーによる作品だそうです。
内装の素朴さや雰囲気の良さという点で言えば『ロード・オブ・ザ・リング』に劣るかもしれませんが、窓から見える景色はそれを補って余りあるほどの素晴らしいものとなっています。
室内には全部で6室あり、そのうち3部屋はバスルーム付きの寝室になっています。
山が雪に覆われる冬の間は、暖炉に集まって室内で過ごすことができます。
テラスへと続く階段を除けば、家に通じる道はすべて地下トンネル状になっているということです。
夜になれば、ヴィラはまさに山間に輝く真珠のような様相を呈します。室内から見える景色、そしてヴィラそのものの景色すらも壮観なものとなっていますね。
ヴィラの様子は動画でもご覧いただけます。
このヴィラが気に入った！そんな人に朗報です。実はこのヴィラ、借りることができるそうですよ。このヴィラは休暇用の別荘として利用することができ、値段もお手頃だそうです。
