【ちょうどいい=幸せ】スウェーデンの哲学「ラーゴム」を象徴する8つの事実

北欧最大の国スウェーデン。児童文学の『長靴下のピッピ』、イケアやH&Mなどの先進企業、おしゃれな北欧デザインなどに憧れを抱く人も多いようです。 でも、この国の魅力はそれだけではありません。

最近注目されているのが、スウェーデンの人々の生活哲学「ラーゴム (lagom)」という言葉。ラーゴムは「多すぎず少なすぎず、ほどほど」という意味です。この生活哲学は政策にも影響を与え、仕事や育児に関してバランスを重視した政策がとられています。この記事では、スウェーデンのあまり知られていない魅力やラーゴムを象徴するエピソードをご紹介します。

Schweden

1. 育児休暇の取得は夫婦ともに必須

スウェーデンでは、育児休暇は原則として16ヶ月(480日間)と定められています。この16ヶ月の育休の内訳として、夫婦それぞれが最低3ヶ月ずつ取得する義務があります。つまり、父親も母親も最低3ヶ月間は育休を申請しなければならず、残りの育休期間については二人で話し合って決めていくのです。

2. 世界一のキャッシュレス社会

スウェーデンはキャッシュレスが進んでおり、ほとんどの人が現金を持ち歩きません。実際、個人商店やマーケットなどでもカード決済が可能なので、現金がなくても困ることはありません。決済にあたっては、国民の多くが非接触型決済システムSwish(スウィッシュ)を利用しています。携帯電話番号とバンクID(個人識別番号と口座番号)が紐づけられており、本人証明にも使えるサービスで、スウェーデンでは国民の7割以上がSwishを利用しています。

Sears Credit Card

3. スウェーデン人は寒さに強い

北極圏にまたがる国だけあって、冬はとても寒いスウェーデン。でも人々は寒さに慣れていて、気温が氷点下であっても、薄いジャケットを一枚羽織っただけの人が外を歩いていることも珍しくないんです。

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4. 残業はほとんどしない

「多すぎず少なすぎず、ちょうどいい」の「ラーゴム」を大切するスウェーデン。仕事でもワークライフバランスが非常に重視されています。日本にも労働時間と休憩に関する規定はありますが、日本と違いスウェーデンでは多くの人がその規定を守り、残業せずに午後4時か5時には帰宅します。仕事と生活のバランスをちょうどよくするために、残業せずに仕事を早く処理して帰るのです。

Pixabay/SnapwireSnaps

5. 地下鉄の駅がアートギャラリー

スウェーデンの首都ストックホルムを訪れるなら、地下鉄の駅は必見です。全長110kmに及ぶ90以上の地下鉄の駅それぞれに異なるアーティストの手で独自のデザインが施されています。そのためストックホルムの地下鉄は「世界一長い美術館」と呼ばれているんです。駅に降りるたびに異世界を体験できるなんて、まるで街丸ごとがアートのテーマパークのようですね。

 
 
 
 
 
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6. 花火に関する厳しいルール

スウェーデンでは新年になると花火を打ち上げて祝うのが恒例。でもロケット花火などによる事故が多いことから、2019年に花火の取り扱いに関する新法が制定されました。これにより、花火や爆竹は研修を受けた人しか買えなくなりました。

Silvester

7. マイクロチップの埋め込み

世界一のキャッシュレス社会であるスウェーデンでは、2015年ごろから個人データを記録したマイクロチップの埋め込みが盛んになっています。マイクロチップには運転免許証や銀行口座番号、ID番号などの個人データが入力されており、注射器を使って手の甲に埋め込まれます。データは機械で読み取ることができ、クレジットカードや電車のチケットとして利用できる一方、個人情報盗用の危険性も指摘されています。それでもスウェーデンではすでに4,000人以上の人がマイクロチップを体内に埋め込んでいると言われています。

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8. スイーツの日

子どもたちが「ラーゴム」を実践する機会が、「土曜日のおやつ」という意味の「ローダースグーディス」。スウェーデンでは伝統的に土曜日は週に1回の甘いおやつの日なんです。世界中どこでも子どもは甘いお菓子が大好き。でも好きなだけ食べていいわけはありませんよね。そのため土曜日になるとスーパーのお菓子コーナーに子どもたちがたくさん集まって、週に1回のお楽しみを満喫するのです。

Sweets

スウェーデンの「ラーゴム」、日本にも「中庸」や「知足(足るを知る)」という言葉があり、通じるものがありますね。身の丈の幸せを実践しているスウェーデンの人々から学ぶことはたくさんありそうです。

こちらの記事でもスウェーデンの魅力を紹介しています。

プレビュー画像: ©Flickr/Sean MacEntee ©Flickr/Jonas Lönborg

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