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海外:役所で却下されたレベルのキラキラネーム
名前、それは個人が一生付き合っていかなければならないもの。泡姫「ありえる」、夢希「ないき」、礼「ぺこ」などのいわゆるキラキラネームにも親の想いが込もっていることはわかりますが、誰も読めないので日常生活では不便かつ、将来ちょっと恥ずかしい思いをする可能性大です。
でもキラキラネームは日本だけの現象ではないようです。これからご紹介するのは、ドイツの役所が受付拒否をした名前たち。ドイツでは子どもが将来名前を理由にからかわれる恐れがあると考えられる場合は、子供の福祉のため役所が受付を拒否できるそうです。
1. バットマン
強くたくましくかっこ良く、という親の想いが込もっていたのでしょうが、子供がかわいそうという客観的判断でボツ。
2. ダニ
ダニーではなく、あの寄生虫のダニを意味する”Zecke”。ダニの研究者が研究対象への愛が溢れて子どもにつけようと思ったのでしょうか。動機は謎のままです。
3. ボルシア
親が贔屓にしているサッカーチームの名前もボツ。子どもが別のチームのファンになったら大変なことになります。
4. Wikileaks(ウィキリークス)
ジュリアン・アサンジが創立したWikileaksによる国家機密のリークは、現在も果たして公共の福祉に資する行為だったのか否か、議論の分かれるところです。役所としては、「これは人の名前ではない」という理由で受付を拒否したそう。
5. ルシファー
その昔、悪魔(サタン)という名前はさすがに日本でも受付拒否されましたが、海外でもサタンをいう名前をつけたがる親はいるようです。それは間違いなく却下されますが、サタンの別名であるルシファーも同じ理由で拒否されます。
6. ベスパ
イタリアのオートバイメーカー、ピアッジオが製造販売する世界一有名なスクーター、ベスパ。これは物の名前で人の名前ではないという理由で却下。
7. ピノキオ
この名前を聞けば、誰でもあの嘘をつくと鼻が伸びる木彫り人形のことを思い出すでしょう。この理由からピノキオも却下。
8. ミスター・パーフェクト
完璧な男になってほしいという親の思いは伝わってきますが、安易すぎたようです。役所としては将来子どもが名前を理由にいじめられたりしないようにという配慮から受付を拒否。
9. ドラキュラ
両親にとってはいかにこの吸血鬼がスーパーヒーローだったとしても、やっぱりダメです。
10. 悪童
やんちゃに元気に育ってほしいということ…?動機は謎です。
11. 胃炎
これもまた動機は全く見えてきません。”gastritis”(胃炎)という響きがカッコ良いという理由でしょうか。
12. マクドナルド
ファストフードチェーン店の名前がパッと思い浮かびますが、これはスコットランド地方に多い苗字で、これ自体におかしなところはありません。ただ、名字は名前には適用的ないというのが却下の理由だそうです。
13. クリスマス
この名前を付けようと思った一家の中に1人もアングロ・サクソン系がいないこと、キリスト教徒がいないことを理由にこの名前も却下されました。
14. ウエスト・エンド
アメリカでは、子どもに場所の名前をつけるのは随分昔から普通のことになっています。パリス・ヒルトンや、ノース・ウェストなどセレブの中にもたくさんいます。でもドイツでは、まだ場所の名前はダメだそうでウェストエンドも却下されました。
15. 海から
一編の詩のタイトルのようですが、実際に子どもを「海から」と名付けようとした親がいたそうです。しかし名前の意味を論理的に説明できないということで、却下されました。
我が子の名前を役所から却下された時はきっと腹が立つでしょうが、数年後には、あの時すんなり受理されなくて良かったと思う人が多いかもしれませんね。
