DIY
子供が喜ぶファンタジー空間｜屋根裏部屋をリフォームして宇宙空間を作り上げた祖父
好奇心旺盛な子供たちは、どこにいても探検家のように新しい楽しみを見つける天才です。まるで何かのセンサーを持つかのように、狭い隙間や入り組んだ場所を見つけては秘密基地にしてしまいますよね。想像力豊かな子供にとっては大人の何気ない日常もワクワクが詰まった未知の世界です。
海外で人気の画像共有サイトImgurで、一人の男性が自宅のある改装プロジェクトを投稿しました。改装をしたのは、その存在を忘れていたと言ってもいいくらい、何年も使われていなかった屋根裏部屋でした。
それもそのはず、屋根裏部屋に通じる入り口は当初、板を使い釘で打ち付けられ、さらにはその上から壁紙クロスを貼られ、まるでなかったことのようになっていたのです。断熱材を新しくする時に、偶然その入り口は発見されたそうです。
男性はその屋根裏部屋を見た時、改装するにはかなり骨が折れそうだなと思ったそう。しかし同時に、時間をかけてリフォームすればきっと素晴らしい空間になるはずだ、とも。
そして、この忘れられていた屋根裏部屋をリフォームすることを決意。その時、この部屋を2人の孫、サラとルークのための空間にすることにしたのです。
自分たちだけの遊び場を必要としていた孫たちですが、男性はただの子供部屋にするのではなく、サラとルークが想像力を生かせるような空間に変えたいと思っていました。
アイデア集めにいろいろな写真を見るうちに男性は、屋根裏部屋が子供たちにとってファンタジーの世界への入り口になるような空間にしたいと思うようになったのです。
屋根裏の改装には、まず壁に断熱材を貼り、天井と壁は石膏ボードで仕上げるというごく普通の作業からスタートしました。写真を見るだけでも、かなり本格的な改装の様子が伝わってきます。
天井と壁は後にシルバーに塗装され、床にはスポンジ素材のマットを引くために準備が進められました。床にスポンジマットを引くことで、子供がのびのびと飛び跳ねて遊ぶことができ、騒音も吸収してくれるという利点があるほか、コンクリの床のように足が冷たくなることを防いでくれます。
カーテンをつけ、天井に大きなサークルの装飾を付ければ、だんだんと男性がイメージするようなファンタジーの世界が見えてきました。
完成に近づいてきたかのようですが、男性にはまだアイデアが。男性はボードを数枚準備し、穴を開けました。
ボードの裏側にはいろいろな回路が固定されていました。男性はインターネットの趣味のサイトからこのアイデアを使うことにしたそうです。一体何になるんでしょう・・・？
この時点で、もちろん男性の孫たちには「おじいちゃんの秘密のプロジェクト」について全く知らせされていませんでした。男性はリフォームした屋根裏部屋を、彼らへのクリスマスプレゼントにするつもりだったのです。
男性が、屋根裏部屋プロジェクトを始めたのは夏。壁や天井を仕上げて秋になった頃、男性は先ほど写真に見た回路を庭で工作し大きなコントロール板を作り上げました。
スイッチやボタン、そしてレバーを使ってライトや音が出せるという細部までこだわりのあるコントロール板が出来上がりました。シールやラベルで装飾して、しっかりと本物感が演出されています。
天井に描かれたいた黒いサークルには、宇宙空間を彩るモチーフが貼り付けられ、まるで宇宙船の窓から眺めているような仕上がりです。
先ほどのコントロール板を設置すれば、いよいよ屋根裏部屋のリフォーム完了です。それは、長年忘れられていた屋根裏部屋が、入った途端に子供たちが宇宙飛行士に変身できような非日常的な素晴らしい空間に変わった瞬間でした。
特に、天井に取り付けられた照明を消した途端、屋根裏部屋はまるで遥か彼方の宇宙空間に向かう宇宙船のような雰囲気でいっぱいになります。
サラとルークがクリスマスに初めて屋根裏部屋に続く梯子を上って、この宇宙空間に足を踏み入れた時2人は大喜びし、興奮した様子だったそうです。屋根裏部屋の扉の奥にまさかこんなにもファンタジーでいっぱいの空間が隠されていたなんて、夢にも思わなかったことでしょう。
労力と時間だけでなく、夢とアイデアをいっぱい詰めて実現された男性の屋根裏改装プロジェクトに多くの人から拍手が送られています。何よりも、かわいい2人の孫が喜んでくれていることが彼にとっての一番の成果になったに違いありません。こんな素敵すぎる子供部屋を作ってしまうおじいちゃん、孫だったらつい自慢したくなりますね。
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プレビュー画像： ©imgur/titospot ©imgur/titospot
