ヘルスケア
和製ハーブ・よもぎを使った万能薬|よもぎチンキの作り方
春になると一気に芽吹き、食用としての3~5月の新緑の季節が旬のよもぎ。この季節になるとよもぎを使った草餅や草団子を見かけます。ほんのり苦味を含む爽やかな味わいがあんこやきなことマッチして、ついつい手に取ってしまいます。
しかしよもぎは食用だけでなく、野草の中でも栄養素がとても豊富で「和製のハーブ」「ハーブの女王」とも呼ばれるほど万能な効果効能を持つ植物。
漢方では艾葉(がいよう)と言う名前で知られ、中国の文献によると「艾」とは「疾(やまい)を艾する(止める)」の意味であるとされています。古くから民間ではよもぎは切り傷などの出血に用いられてきたほか、葉を湯船に入れることで、体が温まり冷えにも良いとされています。また、抗菌・デトックス効果、抗炎症作用が高いことから、虫刺されやアトピー性皮膚炎にも効果が期待できると言われています。
そんな和製ハーブのよもぎのパワーが簡単に得られるのが、よもぎの有効成分を濃縮したハーブチンキ。よもぎをアルコールに浸しておくだけで、数週間後には夏の季節に嬉しい虫除けや虫刺され、あせもなどのかゆみに効果が期待できるよもぎチンキが出来上がります。
昨日、よもぎ平で採ってきた蓬で、初めてよもぎチンキを作った!
前回、松ぼっくりチンキを作る時に使ったウォッカは、注射液みたいな匂いがしてむせたので?、今回はホワイトリカーにしてみた???
薄めて化粧水や虫除けスプレー、かぶれ等の皮膚炎、乾燥肌にも役立つ蓬は、万能薬だなぁ✨?☺️ pic.twitter.com/LfiSDp0piI
— ゆりまる (@AmFgaEZX1rQlcZY) June 2, 2020
以下、よもぎチンキ、スプレーの作り方を紹介します。
<よもぎチンキの作り方>
準備するもの:(作りやすい量)
– よもぎ 10g
– アルコール(40度程度のウォッカや焼酎、ホワイトリカーなどの蒸留酒)100ml
– ガラスびん(煮沸消毒した密閉できるもの)
作り方:
①よもぎをよく洗って、日陰で干し、乾燥させておきます。
②ガラスびんによもぎを入れ、アルコールを注ぎます。
③1日1回びんを振り、日当たりの良い場所に場所で2週間〜4週間置いておきます。
④色がついてきたら、よもぎを濾して完成です。保存期間は1年間で冷暗所(冷蔵庫がベスト)で保管してください。
<よもぎスプレーの作り方>
準備するもの:
– よもぎチンキ 15ml
– 精製水 35ml
– スプレーボトル
作り方:
スプレーボトルに精製水とチンキを混ぜて完成です(保存期間は約2ヶ月のため、少量ずつ作るようにしてください)
よもぎ染めでよもぎチンキを思い出しました
先月、摘んだものをウォッカに漬けたんだっけ!
花粉アレルギーで荒れた肌用にスプレーを作りました
アルコールに弱いので軽く飛ばして精製水と混ぜるだけ
塗って、食べて、染めて万能の和ハーブ、よもぎ
懐かしい香りが効きそうです?#和ハーブ #植物療法 pic.twitter.com/7aSFNxDGh3— Renka megu (@renkamegu) April 14, 2018
殺菌効果もある万能薬であるよもぎチンキで作ったスプレーは虫除け、虫刺され後の痒み止め、またあせもの痒みにも効くほか、やけどや切り傷と言った外傷、アトピー性皮膚炎、水虫、ニキビなどの皮膚トラブルにも効果が期待できます。また、よもぎチンキをお風呂に垂らして入浴剤にしたり、お湯や紅茶などに1滴垂らして飲んだりすることで体の血行を良くし温めてくれると言われています。※肌の弱い方は使用前に必ずパッチテストを行うようにしてください。
今年も、ヨモギチンキを漬けました。かゆみ止め、皮膚何でも、化粧水、お風呂の入浴剤に。
初夏の日差しにからからになって気持ちよさそう… pic.twitter.com/BGaojWhBQy— Kaori @ 柊舎 (@kaori_ogino) May 4, 2021
和製ハーブのよもぎの力、ぜひ活用してみてください!(自生するよもぎを採取する際は、よもぎに似ている毒草「トリカブト」に注意をしてください。見分け方のコツはこちらをご覧ください)
この他にも、植物パワーを使った以下のチンキの作り方を紹介しています。ぜひ併せてご覧ください
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