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DIY

カルシウムたっぷり|卵をゆでたお湯の便利な活用法

野菜のゆで汁は、野菜が持つうまみや栄養がたっぷり。そのため、野菜出汁として利用する他にも、ほうれん草のゆで汁が掃除に使えたり、じゃがいものゆで汁が植物の肥料になったりなど、料理で使う「ゆで汁」は美味しくいただく以外にもさまざまな用途に使えます。

このように捨てずに使えるゆで汁ですが、実はゆで卵を作ったときの「残り湯」も再利用できることをご存じでしたか?

この記事では、ゆで卵を作った時のお湯の便利な活用方法をご紹介します。

卵をゆでた後のお湯は家庭菜園やガーデニングに再利用

卵をゆでたお湯には、殻から溶け出したカルシウムがたっぷり。そのため、カルシウムが溶け出したお湯は家庭菜園やガーデニングで植物が元気に育つためのぴったりな肥料として使えます。

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カルシウムの持つ効果

カルシウムは土のPHバランスを保つ作用を持っていると言われています。土のPHバランスが保たれることで、植物が栄養をしっかり吸収して、すくすく育つだけでなく、病気や害虫といった被害も防げます。

植物のカルシウム不足の見分け方

植物のカルシウム不足を見分けるには、葉を見るといいと言われています。もし葉先が茶褐色になっていたり斑点が現れていたら、カルシウムが不足しているサイン。そうなると、植物の成長は妨げられてしまいます。

カルシウム不足の植物
©Getty Images

植物のカルシウム欠乏症は、春から夏の高温で土が乾燥しがちな時期や肥料の欠乏などにより発生しやすいと言われています。

卵をゆでた残り湯の効果的な使い方

植物にとって重要な栄養素であるカルシウムですが、与えすぎてしまうと土が強アルカリ性になり他の問題が出てくる可能性もあります。そのため、卵をゆでた残り湯を与えるのは週に1度にしておくといいでしょう。利用する時は、お湯は室温まで冷ましてから利用します。

卵をゆでた残り湯を植物にあげている時
©Pixabay

卵の殻で自家製肥料作り

ゆで汁だけでなく、卵の殻そのものを利用する方法もあります。90%以上が純粋なカルシウムと言われるニワトリの卵の殻を、砕いて粉末状にして水で溶かせば、自家製液体肥料の出来上がりです。

もしもっと手軽に…ということであれば、ある程度まで細かくした卵の殻を直接土に混ぜてもOKです。土の中で殻が少しずつ分解され、カルシウムが植物に吸収されていきます。

卵の殻
©Pixabay

植物の成長を助けてくれるカルシウム。いつも捨てていたものが肥料になるので、肥料代の節約も同時にできそうですね。また、卵の殻は植物だけでなく、体のカルシウム不足に利用したり、掃除に活用できます。

以下の記事では、卵の殻の活用法について紹介しているので、参考にしてみてください。

骨粗しょう症予防に!カルシウム不足を卵の殻で解消するライフハック
捨てる前に再利用|卵の殻はキッチンの漂白剤になる

野菜のゆで汁の活用法を紹介した記事はこちらから↓
料理以外にも色々使える!じゃがいも豆知識10選
ほうれん草のゆで汁でお掃除|便利な活用法5選

出典: merkurwetter
プレビュー画像: ©Pixabay/KateCox ©Flickr/Andrea Nguyen