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下ごしらえ不要|鶏むね肉を一番おいしく焼き上げるSNSで話題の30分チキン
低脂肪で高タンパク、ヘルシーでダイエット中の方にもおすすめの鶏むね肉は、お財布にも優しい優秀食材。でも、脂肪分が少ない分食べた時にパサつきがちなのがちょっと難点。お肉を柔らかく仕上げるために、料理酒や食塩水に漬け込んだりと下準備が必要になることもありますよね。
でも、今回紹介する調理法なら下ごしらえ不要で、鳥むね肉をジューシーで美味しく焼くことができるのです。それは、料理人で飲食店プロデューサーのイナダシュンスケさん(@inadashunsuke)がTwitterで紹介したこの調理法。それがこちら↓
①
鶏ムネ肉を一番美味しく焼く「30分チキン」。
つめたいままのフライパンに鶏ムネ肉の皮目をぴったり貼りつけて塩胡椒したら、火をつけます。あくまで弱火です。 pic.twitter.com/O9prA0Urhn— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
②
5分くらい経つとようやくジリジリ音がしてきます。この後最後まで絶対に鶏肉を動かしてはいけません。蓋もしてはいけません。弱火のままでひたすら放置です。 pic.twitter.com/GNgz2luU7k
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
③
15分後、皮から脂がしっかり出てきて香ばしい匂いがしてきます。
「焦げるかも」と心配になってきますがうろたえてはいけません。引き続き弱火放置です。 pic.twitter.com/ZVMxvP5AVg— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
④
25分経ちました。脂がさらに滲み出てくるので、凝り性の人はここでにんにくとかハーブとか、脂に香りを付与するものを足してください。
「ご家庭にローズマリーは無いっ」という人は何も足さなくても特に問題ありません。 pic.twitter.com/pv9XrY9TKw— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
⑤
30分経過しました。一見まるで生のままですが、ここで鶏肉の表面を触ると、人肌より少し高い温度になってます。お風呂くらいです。
横から見ると、鶏肉の半分くらいまで白っぽく火が通ってるのが確認できると思います。 pic.twitter.com/8vcDpFyAcE— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
⑥
ここでようやくひっくり返します。
最高の焼き色がついて、皮はパリパリです。
繰り返しますが、少しでも動かしたり蓋をしたりしたら絶対こうはなりません。
もちろんここまでずっと弱火です。
ひっくり返したら3秒数えて火を止めます。
その状態でさらに10分放置です。 pic.twitter.com/2l5nB1zfVP— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
⑦
どうでしょうかこの断面。
少し押すだけで肉汁が滲むくらいジューシーです。
(本当はもっとピンクに攻める事も可能なのですが、それを実行するのは達人だけにしましょう。) pic.twitter.com/hqQclVYjhG— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
鶏むね肉に塩胡椒で味付けをし、弱火で30分フライパンの上に置いておく、ひっくり返して火を消し10分そのまま、まさに放置なこのレシピ。脂肪分が少ない鶏むね肉は、加熱によって水分が抜けてしまうことがパサパサの原因。低温でゆっくり加熱することで最後までその水分を逃さずに仕上げることができます。
どれくらいジューシーかと言うと、この重量が物語っています。
今回の鶏肉は焼き前で350g弱。普通鶏肉を完全に焼くと、肉は70〜75%までちぢみます。つまり250g前後。
しかしこの焼き方だと、80%以上をキープしています。その差分がおいしさの増分なのです。 pic.twitter.com/v66pKPV3kj— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
この30分(実際には40分)チキン、Twitterでは「やってみた」の報告が多数。どれも肉厚でジューシーに仕上がっていて美味しそう!
@inadashunsuke さんの「30分チキン」があまりにも美味しそうでやってみた。夏野菜カレーのトッピングでいただきました?
美味しゅうござました?#鶏胸肉 #夏カレー pic.twitter.com/GZfTS2TKcm— yakko (@yakkoijfc) August 23, 2020
ツイッターでバズってた、
鶏ムネ肉を一番美味しく焼く「30分チキン」のつくりかた。弱火で30分やります。ひっくり返します。火を消し10分放置。おいしかったです。 pic.twitter.com/i8ev9VEuBD
— 坊主 (@bozu_108) August 23, 2020
30分チキンできました pic.twitter.com/aDfl8Yfxh8
— もこる (@_____i4u) August 23, 2020
バズってた30分チキン!
IHだから返した後も弱火つけて火通したけど、めちゃめちゃジューシーですんごく美味しかった?? pic.twitter.com/DWQnwZ6pFf— ❁ (@Wc_agi) August 23, 2020
なお、IHなどの場合はガスコンロとは違い余熱に頼れないため、火を切らず保温モードがあればそちらに切り替えるといいそうです。
IHの場合ゴトクの余熱に頼れないので、ひっくり返したら火を完全に切るのではなく保温モードにしたほうがいいと思います。 https://t.co/O2OBroIHvy
— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 22, 2020
また、お肉を柔らかくするのによく使われる塩麹ですがこの場合は不向きで、味付けはハーブやニンニクを使用するか、またはソースで後付けするのが良いとのこと。
残念ながら、塩麹など、糖分を含む下味が付いている肉には全く不向きな調理法です、、
醤油やみりんもアウト。 https://t.co/FrQpluOXvm— イナダシュンスケ (@inadashunsuke) August 23, 2020
簡単、シンプルな鶏むね肉の調理法。鶏むね肉に含まれるたっぷりのタンパク質は疲労回復にも効果的なので、夏の疲れた体にもぴったり。ぜひ試してみてくださいね。
また以前紹介した、食塩水を使用した鶏むね肉のブライニング法もぜひご覧ください。
プレビュー画像:©︎Twitter/inadashunsuke